台風家族のレビュー・感想・評価

お金の取り合いは見苦しいけど盛り上がる題材だよな
演出も色々と遊んでて時代を反映させてたな
骸骨が出てきたときは「えっ!?これはいいの?」という感じで、かろうじて映画だったものがコントになってしまったような気がしたけど
ま、いいんだろうな、これで。。。

10年前銀行強盗で2000万円を強奪し行方不明になった葬儀屋の老夫婦
10年後時効が成立し実家に集まった子供達が遺体無き葬式を執り行い遺産を巡って争う話

元俳優で無職の長男に青年実業家の次男にバツイチの長女にフリーターの三男
末っ子抜きで3人して分配の話を始める時点でいい印象はない

なかなか末っ子が出てこないのでどうしたのかなと思っていたが最初からいたのだ
あちこちに隠しカメラをつけて
ユーチューバーとして犯罪者の子供たちの遺産相続争いを世界中に見せるという現代らしさ

現代らしくないのが長男小鉄のガラケー
演出として怒りを表現をするためへし折りたかったのだろう

長女役のMEGUMIの濡れ場あり
伊丹十三の『お葬式』のオマージュか
MEGUMIは坂下千里子とかのようにママタレントで活躍できないのでかつての姉貴分の背中を追いかけ本格的に女優を目指すんだろうか

家族みんなで両親を探しに出かけるまで基本的に蒸し暑い実家で行われる
作品の約8割占められているがこういうのはわりと好き
末っ子が刃物を振り回し長男を追いかけるシーンは途中からユーチューブを見てる人の視線で見ることになる

家族がみんなで出かける時がかっこよかった
そのあと軽自動車じゃみんな乗れないよってところが面白かった
住職のワゴン車を借りて出かけるわけだが長男の運転が下手というか乱暴
みんなで走るシーン好き

10年たって山の中であんなにきれいに骨が残っているわけない
あれも笑うところか
浜辺でいまさら2000万が見つかるのも不自然すぎる

銀行で元店長の案内係がATMでお客とトラブルところが特に面白かった

かつて詐欺に関わった女が今では坊主頭になっている
何もそこまでしなくても
キャラクターとしても役者としても
脚本を読んで坊主にしないといけないと自ら思ったのか
峯岸みなみじゃあるまいし反省＝坊主はおかしい

カネにがめついクズの長男だがそれには心温まる理由があった

最後に新井浩文はやっぱりいつの日か役者として復帰してほしい
役者をやる以外能がないし役者をやるのが世の中のためにも1番だ
罪を犯した者にチャンスを与えず排除するムラ社会は間違っているし全く共感できない
インディーズを除けば映画復帰はなかなか難しいだろうけど下北あたりで舞台俳優として細々とやっていけたらと
あやしげなマッサージ女のことも考えろというお叱りもあるだろうがはっきり言って僕としてはそれほど重要なことでない
しょせんネットとかで本気で叩いているのはノイジーマイノリティーに過ぎない
ネット系のニュースも世間一般の声としていちいち取り上げるべきではないし無視するべきだ

最低でケッコー
クズでケッコー
ゲスでケッコー

出てくるのは最低な大人たちばっかりで、好きになれないし、共感もできないけど、そんな彼らのやりとりがおかしくて、切なくて。二転三転する予想もつかない展開から目が離せなくなった。メチャクチャだけど、最後こんなに爽やかに終わるとは…。
そしてカメラワークも印象的だった。みんなで長男が出演していた映画を見るところや、
最後の娘の強い瞳が心に残った。

　家を取り壊して土地だけの金額800万円を兄妹4人で分ける。最初はそんな単純な相続になるところだったのが、強盗した2000万円が絡んできた。そして、強盗をしたという理由にもちょっと泣けて、ふとひらめいて遺体の捜索へ・・・

　法律専門家が監修してるんだから大丈夫なんだろうけど、銀行強盗にあったら保険が適用されないのか？しかも内容証明郵便を無視とか、1年前に失踪宣告したのなら7年後に死亡確定では？とか、あれだけ目立つ霊きゅう車も見つからなかったのか？とか、いろんな矛盾に首を傾げながら、相続の問題だけは間違いないのでしょう。ただし、印鑑証明や同意書や原戸籍とか手続きは面倒。父親が女を作っていたのでは？などという疑問もわかなかったようだ。

　途中からは家から離れての遺体探し。キャンプの話で盛り上がってるんだから、もうちょっと早い時期に気が付いてもよさそうだし、10年間発見されなかったとか、本人確認は？とか、挙げたらキリがないくらい疑問点はある。

　ただ、やっぱりいがみ合ってる仲でも血のつながってる兄妹。最後には家族の崩壊から再生へとお決まりのパターンで締めくくるのですが、海に流れ着いたところで、母親が一度も海に行ったことがないという伏線が生かされてました。死んでから海に・・・という悲しさはあるけど、最後のスマホショットに笑顔の両親が写り込んでいたのでほっこりします。心霊写真だけど。

変な話題が先行しましたが、根本的にストーリーが今一でした　MEGUMI の胸が目立ったぐらい

確かに後半のある部分までは俳優さん達の素晴らしい出来に名作の予感さえしましたがあるシーンで著しくクオリティが下がりあり得ないトンデモな展開になります。それがプロと思えないほどひどく俳優さん達の努力が水の泡で強く怒りを覚える程でした。新井某の醜聞より頭に来ました。映画料金 燃料費 高速料金返してほしいです。観賞をご検討している方には「見たら損しますよ」と言わせていただきます。

期待以上に面白かった。
現代の、どの家族にも起こり得る様々な問題を鋭く描いている。久しぶりに観た草彅さんの演技は圧巻だった。藤竜也さんの演技にも泣けた。

序盤から全く面白さを感じず最後まで我慢しながら観た。
出演者はそれぞれいい役者さんばかりで
藤竜也さんには泣かされました。
草彅さんは好きな方でしたがこの小鉄の人物像は一貫して無かったと思う。
娘の為にお金を貯め始めるいい父親なのは
尾野さん演じる妻が離婚したいと思わなかったというセリフでも推察出来るが
娘が扇風機をいじってる所で突然扇風機に蹴りを入れたりあれは粗暴な父親像を演じていたの？クズを演じる必要性が感じられない
どこかで誰かが演じた昭和のクズ親父をなぞろうとして失敗した感じ。
演出、監督って本当大事ですね、映画って。
役者は皆良かったので本当に勿体無い。
キャンプ場まで乗っていった霊柩車は無くなってるのに白骨死体は綺麗に残ってるってとても不自然です。
警察は銀行強盗の捜査は全くしていなかったってことですか。
この面白くない脚本によくお金を出して映画にしたなぁ。
藤竜也さんの掌定に0.5点

もうちょっと深刻な話かと思ったら
しっかりコメディーであり、
家族ものファンタジーでした。

何それ！！って突っ込むところも
山ほどあるんだけど
自分の家族の有る有るを思い出しながら
まあ、気楽に観てくださいな。

で、月に８回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

いや〜こんなゲスい草薙剛ありかい！！（笑）
よくぞここまでゲスい親父を演ってくれましたわ！
これもジャニーズの看板が
外れたからこその自由だと思うな。
私は草薙剛の演技がやっぱり好きなので
自由にいろんな役を演って、
どんどん大きな俳優さんになって欲しい。

それと反対に、尾野真千子の無駄使い感〜〜
前半は良いんです。
尾野真千子は関西人なので笑いを生む間の巧さは
流石なんだけど、
後半、ぐっと存在感が薄くなる。
まあ、話の展開上仕方ないけど〜〜
もうちょっと尾野真千子が観たかったなあ〜〜

に、しても、榊原るみさん！！
実人生では色々あったようでなりふり構わず
いろんな役に挑んでいるようですが、
久しぶりに観る榊原るみさんは
ちょっと辛い境遇のお婆ちゃんになってました。

またいつか元気な役も観てみたいな〜〜

＠もう一度観るなら？
「テレビの深夜枠にぴったりな感じです。」

現代の希薄になっている家族関係に対して、様々な内容で問題提起している作品。どの家族にも身近に起こり得る問題を鋭く描いている。最後は強引過ぎる有り得ない展開で失速したがそれでも十分見応えがある。家族関係の描き方は万引き家族にも類似しているように感じた。
2019-202

星🌟🌟🌟🌟最初ストーリーが凄くおおざっぱな感じを受けたのですが内容からくるもので実際は凄く面白い作品でした❗主役の草剪剛もだらしない役がハマり役だし兄弟役の新井浩文、MEGUMI、中村倫也それぞれ個性的な役で面白かったです❗特にMEGUMIははすっぱな役が合っていて良かったです❗ラストは意外な展開でちょっとウルッとさせられました❗意外と良くできた面白い作品でした❗ちなみに父親役の藤竜也久しぶりに渋い役で良い演技見せてくれました❗

期待以上にとても面白かった。新たな真実が次々に明らかになっていって、登場人物のスタンスとキャラがお話と共にコロコロ展開していくのが楽しい。家の中のシーンがずっと続くので舞台みたいだなと思って観ていると、ラストにかけて映画的な爽快感で締めるのも良い。川の件とか完全にリアリティ無視だけど、それも許せる。そしてやっぱり草彅さんのクズ役良い。

こんなに感動するとは思いませんでした。
登場人物が皆それぞれ良かったですが、
最後の娘の笑顔が最高です。

132本目。
舞台をやってた監督さんなのかな？
設定、演出、きっかけがそれっぽい。
違ったらご免なさい。
台風の中、飛び出した後が残念。
イヤイヤ、そんな事ある？みたいな感じでコント？何て思ってしまった。
台風でなく、ただ雨降ってるだけだったしね。
予算の限界？
勿体ないというか惜しい。
あと金髪君でも良かったけど、外人さんでも面白かったかな？

草彅剛さんの久しぶりの本気演技が観たくて、ようやく鑑賞してきました。

――が。
なんか、勿体ない。
全体的に勿体ない。
いい役者さんがこんなに揃っているのに。

特にラストの両親発見には、
尾野真千子が言う前に
「嘘でしょ」と口から出たわ。
その後みんなで両親を追いかけるシーンとか
シュール過ぎて、置いてきぼり食らった感じ。

予告では親が銀行強盗して失踪？
遺産を巡り、骨肉の争い
って感じでしたが、きっとラストに涙ありちゃうのー
って思いで観ました。

まさか、まさかの展開で
さすがに、親は息子の事を考えていただろうとは予測は出来ますが、
弟のYouTube、まさかのお母さん痴呆、オレオレ詐欺にはビックリしました。
少しこじつけ感はありましたが、それなりに感動したなぁ。
草彅君が親から歪な愛情で育ったせいで、自分も娘に歪な愛。
これは自分もそうだから、かなりきましたね。

最後の骨が流れるシーンは
んーな訳なかろ(笑)
少し泣き笑いで見てました。

最終、ホッコリ家族愛を感じる映画で良かったです。
草彅君の狂気っぽい演技いいねぇ
それと私は新井浩文が好きなので、色々ありましたが、また俳優として復活して欲しいな。

上映館が少なく、上映期間も短いと言うことで、遠くの劇場まで行く日程を絞り出すのが難しく焦りながらも何とか観劇に間に合いました。
正直もそこまで期待はしていなかったのですが、俳優陣全員の息のあった掛け合いが素晴らしく家族ならではの駆引きとか愛情などの表現が素晴らしかった。
内容も難しくなく単純だけど良く練られた内容で、笑いと感動を含みつつも現代社会問題の提言もしていて、なかなか深い内容でした。
もう一度、見たいと思う良い映画ですが、もうすぐ終了のようです。残念です。

好きではないかなぁ？
主人公の「クズさ」は、まあ、わからんでもなくて、それはそれで良いし、だんだん、ハートウォーミングな感じになるんだけど…。
なんか、色々、小ネタが嘘くさく、最後も、もはやありえないコメディー以下の展開になり…。
理解出来ない感じでした。
最後は「最低」ではなく、「何これ？」というのが感想になるのでは？

オレオレ詐欺で2000万はさすがに大金過ぎるし、霊柩車で逃走したらかなり目立つはずなのに時効まで発見されなかったり、わざわざ貼り紙を剥がしてまとめてたり、(あれだけ沢山貼ってて、他は綺麗に剥がしてるのにトイレだけここに何か貼ってましたよ。ってわかるようにあとを残してたり 笑)、三男のYouTuberになる動機もちょっと無理があるし、銀行強盗に入られたからって支店長が案内係に降格されるのも謎だし、反省=坊主っていうのもなんだか...。お父さんのビデオもちょっとあざといかな。色々ともやもやが多すぎで私には合いませんでした。若葉竜也はよかった。

グズばっかの家族だけど、共感するところも多々あり。皆照れ屋で不器用なところが憎めない。
俳優陣が皆秀逸で誰一人空気感を崩す人はいない。
色々あって上映が短くなってしまったという事なのでせっかくの作品を見逃さないよう映画館へ急いで下さい。
草なぎ君の良さが存分に引き出せていると思います。