劇場公開日 2019年6月14日

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ハウス・ジャック・ビルトのレビュー・感想・評価

全140件中、101~120件目を表示

3.5旅だてジャック!

2019年6月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

もちろん大変に非倫理的なアブノーマル・アート映画である。鬼才とも称されるラース・フォン・トリアーというデンマークの監督でカンヌ映画祭の常連なのだが、おそらくはシリアル・キラーと同じように一度「問題作」で脚光を浴びてしまったために、次の作品もより過激な「問題作」を作らずにはおられないのであろうか…彼自身がかなり重症である。想像していたよりグロさは控えめで、それよりジャンプカットばかりの手ぶれグラグラ映像で気分悪く吐きそうになったのだ。殺人の度にデヴィッド・ボウイの「フェイム」が大音量で流れ…それは主人公のジャックと監督のオーガズムをストレートに表している。僕はプータローだった1996年の夏から秋にかけて短い映画を作ったのだが、それが潔癖症の泥棒の話で本作の2番目の殺人シーンとかなり似ていて笑ってしまった。まあコメディ映画として逃げるしか無いのだ。エンディングで流れるレイチャールズの「ヒット・ザ・ロード・ジャック」に救われました。

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たあちゃん

3.5変態とまれ!

2019年6月20日
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大阪ぶたまん

2.5過激作品にアート的ソースの味付け

2019年6月20日
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怖い

難しい

寝られる

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松王○

2.0だいぶリアル

2019年6月20日
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怖い

ここまで生々しく殺人シーンを観たのは初めてかもしれない。
9割がそんなシーンであまり人とは見れない。
最後はファンタジー。

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あふ

4.0たぶんトリアー的コメディなんでしょう

2019年6月20日
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笑える

知的

難しい

ダークな笑いで笑えたのは、前半だけだったかなー。後半も少し笑えたけど─。どうしてもグロさが勝ってしまうという感想。そのグロさ含めて結構堪能したんですけど、どん引きするところもありますね。
ゆらゆらぐらぐら映像としっかりかっちり映像がバランス良くなっている気がして、相当見やすさを感じたり─。ドグマ時代も生かされているだなぁなんて分かった風なことを語りたくなる監督であり、見て必ず何かしら強い印象を受ける作品を作り続けているから、酷いかもと想像しても見ちゃうんだなー、この映画は酷いけど面白かった。尺の割にあっという間に終わった印象だったし。
癖になっちゃう音使いも良かったなぁ、打撃音を伴ったメロディーが鳴る度に、自分の中の笑いが反応してしまいました。
監督の過去の作品とか、映画や絵画のパロディーや歴史的な映像、さらにはアニメといったあらゆる映像が盛りだくさんで、意外に感じてさらに楽しむことができた気がする。
これはラース・フォン・トリアー的なコメディなんだと思ったけれども、サスペンスなのかバイオレンスなのかホラーなのかファンタジーなのかドキュメンタリーなのか!?わからなくなるくらい、あらゆる要素がつまった作品。
ここまで言うと相当おもしろいような作品にみえてしまうけれど、実際自分はおもしろいと思ったし、そう言っていた人もいたのでそうした見方は間違いではないけれど、ただ観賞するには時間も含めて覚悟がいります。頑張ってください。

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SH

4.0倫理が芸術を殺す

2019年6月20日
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興奮

知的

難しい

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momo8

4.0ある意味オペラ?

2019年6月20日
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笑える

知的

クセのある監督の作品なので、完全に鑑賞する人を選ぶ作品。
ってか、ミニシアターマニア向けですな。
「話題になっているから。」とかの理由で選ぶと失敗するかも。

最低61人殺害した殺人鬼のお話。
1章2章・・・と展開。
R18なんて指定だから、血がドバドバ流れるシーンだらけかと思ったけど、そうではない。
裸体+子供殺害するシーンってあんま無いとは思うけど、これに対してかな。
って印象。
しかも、殺害方法が狩りだし。

オペラを意識したのか。
使われている音楽もそんな感じだったもんね。
もう少し、ジャックの背景を描いてもらいたい気がしたけど、「これでも充分かな。」とは思えました。
2時間30分位の作品だけど、長くは感じませんでした。

この手の作品って、本編終了からクレジットに突入しる間に、大抵、「12年間に渡り○○人殺害し・・・」なんて字幕が入るのが定番なんだけど、こんなの無く突入。
あとは、パンフレット購入するしかないもんね。

クレジットで使われていた曲(曲名がわからん・・・古い人間なら一度は聞いた事ある。)、「出ていけジャック~♪」も、ある意味関心の選曲。(笑)

1人で鑑賞しに来た若い女性結構居たけど、ポップコーンと飲料水・・・
オジサンはアイスティーだけで、食べながらは流石に無理・・・(涙)

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案山子男

3.0目を背けたくなるような殺人シーン

2019年6月20日
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怖い

切り裂きジャックの話っぽいタイトルですが、また違う架空のサイコパス連続殺人鬼ジャックさんの話。舞台はアメリカ。

一見冴えない風体で鈍臭そうな主人公。
強迫性障害に悩みながら、その異常な執着で殺人を侵しては作品として写真に収めてコレクションし匿名で公開する。

強迫性障害に苦しみながら殺人を犯す序盤については、異常性はあるものの滑稽な描写にもなっており・・・例えば殺害現場の血を全部拭き取れていたかどうかが不安になり、リスクを冒して何度も現場に戻ってくる・・・楽しく見れていたけれど、徐々に快楽殺人鬼に様変わりしていき被害者の精神的に追い詰める描写などが増えてくると圧倒的な不快感に襲われました。

その殺人の一つ一つで一本のサイコパス映画が取れるようなシーンの連続。

自分の理想の家を建てたいという欲求と殺人からのアート作品作成の欲求となぞらえている点は面白いのだけど、何せ描写が残酷すぎた。

スナフ映像が耐えられる人じゃないと難しいですね。

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くくぼぼ

3.0胸糞悪さと寓意と正しさが共存する地獄絵図

2019年6月19日
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ありきたりな女

4.5僕達の内面や、世界や、社会に潜む狂気

2019年6月19日
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多くの人々に潜む狂気と言ったら、自分は違うという人も多いと思う。
だが、僕たちは、常に心の中に何か怒りを抱えていて、例えば、気に食わない人間や、テレビで見た犯罪者に「こんな奴、死んじゃえ」と思ったり、冗談でも「殺すぞ!」なんて言ってしまうことは結構あるように思う。

最初の犠牲者は、そんなジャックの怒りに触れたことによって、ジャッキで顔面を殴られて殺害される。
こんな簡単なことがきっかけで、連続殺人鬼が誕生するのだが、やはり、これは普通じゃない。
しかし、これが紛争地域や、戦場だったら、どうだろうか。
僕たちの内面に潜む狂気は、増幅されないだろうか。
ジャックは、次第に殺害や殺害方法を分類し、それを記録でもするように、死体を冷凍したり、好みの形に作り変えたり、写真に撮ったり、殺人を日常の一部にしていく。
まるで、アートだと言わんばかりに。
もし、アートを、政治的なイデオロギーに置き換えたり、民族や宗教的な原理主義に置き換えたら、どうだろうか。
僕は、映画の凄惨な場面は苦手だが、実は、人々が目を背けている残虐な殺人行為は、世界のあちこちで起きているのではないか。そう、政治イデオロギーや、民族的・宗教的原理主義の名を借りて。

エピローグで、ジャックは、遺体という新たな材料でハウスを完成させる。しかし、その地下に広がるのは、ヴァージに案内される地獄だ。
エンディング近くで、ヴァージが、その地獄を階層で説明してる場面があるが、これは、ダンテの神曲を模しているのだろう。
ダンテの神曲は、地獄や天国を階層にして説明したルネサンス期より前の物語だ。
また、ダンテの神曲は、現在のイタリア語に繋がる当時のトスカーナ語で書かれて、ラテン語で書物を記さなくてはならなかった当時、支配層や宗教上の教養層からは相手にされなかった作品だ。しかし、密かに読み継がれ、今では文学史上最も重要な古典という位置付けだ。

まあ、つまり、トリアーは、映画の評論家や、鑑賞者に対して、「今、お前らが分からなくても、この作品がきっと理解される時代はいつかやって来るのだ!」と挑発しているかのようだ。

また、「ベルリン天使の詩」の天使役のガンツが、ヴァージとして地獄を案内するというのも皮肉たっぷりだ。
新しい材料を使えば、アートになるんじゃないかというアドバイスも苦笑いだ。
世に氾濫するアートもどきなんて、そんな材料を変えた程度のものということだろう。
そして、世界中で起こっている狂気の殺人の背景にある政治的なイデオロギーや、民族的、宗教的な原理主義の動機付けだって、大したもんじゃないと言ってるような気がする。
殺害が伴わなくても、日本人の尊厳は…と言った民族対立を煽る意味不明の思考回路だって大差ない。

そう、ジャックの建てた家と同じで、僕達の社会や世界の下には地獄がポッカリ穴を開けて広がっていて、僕達を待っているのかもしれないのだ。
そして、自分は特別と思ってる者に限って、最下層まで落ちていくのだ。

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ワンコ

4.5出て行け、二度と戻ってくるな

2019年6月18日
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KinA

5.0今ここにある寓話

2019年6月18日
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楽しい

興奮

知的

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shanti

4.0大人の時間

2019年6月18日
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興奮

知的

萌える

確かに自信を持って人に薦められる作品ではないだろう・・

実際途中で席を立った方もいらしたし
万人受けはしないだろうけども
私はかなり「好物」でした

どこまでも冷酷で妖しいジャック役の

マット・ディロン・・彼こそ私には「芸術」そのものでした

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ねもちゃん

5.0あるある

2019年6月17日
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ゆかぴよこ

3.5技師と建築家

2019年6月17日
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ステイン

4.5すごかったです!

2019年6月17日
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笑える

怖い

興奮

最初はなんだろうなぁ~と感じながら観ていましたが、とても体力が消耗する作品でした。
後半のまとまりがとてもよかったです。
人におすすめはできませんが、個人的に観てよかったです。

実話じゃなくてよかったです。
脚本が素晴らしい!

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かん

5.0マット・ディロンはやっぱり良い俳優さん!!

2019年6月17日
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トリアーの作品としては分かりやすく面白い。
久しぶりのディロン、最高!

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おさむ

4.0まずはホッとしました。

2019年6月17日
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笑える

楽しい

知的

2019/06/16
コメディ楽しかったです。
テーマはいつもと同じで「善悪の境界線とは?」って感じです。

◆鑑賞前の不安点
・「ニンフォ・マニアック」のように期待したけど、がっかりするかも…。
・映画祭で退出者続出って信用できない。
・実録殺人鬼モノって映画でどこまでやれるの?

◆鑑賞後の感想
・殺人鬼って非常に魅力的!(レクター博士も同様)
・事実って割とコメディ。
・欧米の宗教観が理解できればもっと楽しいはず。
・地獄のモチーフはダンテの『神曲』
・オチとしてはやっぱり地獄行き。

◆結論
・トリアーファミリーは変態で最高です。

◆その他
・新聞社に写真を送っていたようだが、捕まらんもんなのか?
・殺しの手口がかなり雑。
・宗教画のようなポスターアートの男はアンソニー・ホプキンスではない。
・第一被害者のユマサーマンは殴られてもしょうがないと思います。
・虎は生まれつきの殺人鬼で、羊は狩られる側。人類にも虎と羊がいるのでは?

もう一回観たいです。

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2019/06/06
非常に楽しみです♬
来ました!ラース・フォン・トリアーの新作。
殺人鬼かぁ…………最高やん!
楽しみで、楽しみで、楽しみでならない。

感想は観てから……

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赤囲碁

4.0不謹慎ながらも笑いどころあり

2019年6月17日
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とにかく最後の最後の最後まで観るのをお勧めします。

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ひ

4.0地獄

2019年6月17日
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こう言う映画を見たい人がいて
面白いと感じる人がいて

よかったと思う。

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ドビー