劇場公開日 2019年3月22日

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「サイコパス的な要素はなかったとも言える」アンノウン・ボディーズ つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5サイコパス的な要素はなかったとも言える

2024年2月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

面白く観た。面白く観たけど凄く物足りなくイマイチでもあった。

色々なことが起こるのだが、どことなく一本調子で絡み合う複雑さのようなものを全く感じなかったのは、容疑者とされている人物がことごとく怪しくないせいだと思う。
なんとなく怪しいからアイツが犯人だ!みたいなフワフワした感じだけで、観ている私たちに対して犯人かもしれないと思わせる場面がなかったよね。

これは推測だけど、原作は十人以上いる容疑者候補が全員怪しく、それが一人づつ減っていき、犯人が絞られていく、それと同時にフレディとリナのロマンスが展開し、サイコ殺人鬼とリナの間で精神攻撃の沼にハマっていく刑事って感じのサスペンスなんだと思う。
容疑者を一人一人丁寧に、プロファイルも絡めてどいつもこいつも怪しいぞと思わせるのは必須だったんじゃないかな。

つまり、大筋のストーリーを映画の枠に納めるために本来の面白い部分を削ったのではないかと思う。
サイコパス事件でプロファイラーまで登場するのに、動機、手口、犯人のトラウマ、何もないんだもの。多分、全部切ったのだろう。
極端な話、ほとんど捜査だってしてないんだもの。

6人の首なし死体っていう言葉から連想するようなサスペンスを期待せずに、やんちゃしまくるはみ出し刑事と、それに振り回される上司の、ヒューマンドラマ寄りの刑事ドラマだとみれば、まあまあ悪くはないんだけどね。

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つとみ