劇場公開日 2019年10月4日

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「活劇の進化と緻密なシリーズ構成で「マトリックス」超え狙うキアヌと監督のコンビ」ジョン・ウィック パラベラム AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5活劇の進化と緻密なシリーズ構成で「マトリックス」超え狙うキアヌと監督のコンビ

2019年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

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チャド・スタエルスキは、「マトリックス」でキアヌのスタントダブルを務め、才能が評価され第2・3作でスタントコーディネーターに昇格。アクション大作に多く参加した後、キアヌと組み監督デビューしたのが「ジョン・ウィック」だ。ガンアクションと格闘技を一体化させたガン・フーの迫力、暗殺者の聖域コンチネンタルホテルを基盤とする世界観が受け、「マトリックス」連作に並ぶ第3作が実現した。

キアヌがアラフィフで始めた本シリーズで、毎回高度化する格闘をこなしている姿に感嘆するしかない。本シリーズは構成も巧い。第1作でホテル内部での殺人はご法度という世界観を提示し、第2作のジョンの破戒によりその世界観が崩れ始める。それを受け第3作では破戒者ジョンが裏社会から狙われる。いわば起・転・承の流れだ。先に公開された北米での興収も上々で、2021年の第4作公開も決まった。連作がどんな結末を見せてくれるのか楽しみだ。

高森 郁哉