運び屋のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
クリント・イーストウッド
自身の監督作では10年ぶりの主演
87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事(NYタイムズ誌)をもとに描かれた映画
.
エンドロールで流れる
🎼Don’t let the old man in
イーストウッドと親交のある
トビー・キースの曲
.
老いを迎え入れるな
もう少し生きたいから
老いに身をゆだねるな
ドアをノックされても
.
何度もリフレインする歌詞
『絶対に年寄りだと思わないこと』
それが若さの秘訣だというイーストウッドの言葉にインスパイアされた歌詞だそう
エンディング…じわじわ涙がでてくる
娘との共演そして家族への想い。
6人の妻との間に8人の子供を持つイーストウッド自身の人生の実体験も投影され自伝的な要素を多分に含んでいるという
素晴らしい監督であり素晴らしい俳優
彼の映画の良さは最近やっとわかってきた気がしています
鑑賞記録
予告編が抜群に面白そうだったので観に行きましたが、想像していたものと違ってびっくり。じいさん、達観しすぎだろ。やんちゃくれなのにどこか憎めないじいさんに振り回される警察やマフィアという構図が面白かったです。
どっこい、まだやってる。
公開当時、クリント•イーストウッドの遺言では、なんて言われていましたが、
なんの又、新作のニュースが入ってますね。
確かにこの作品は、極力CGなどの特殊撮影がなく、
それでも話の行方が面白い作りになっていました。
仕事関係の人脈には事欠かないのに、家族関係がギクシャクしている、なんて
本当にイーストウッド自身の話かと勘違いするほど。
かなり前になりますが、離婚問題ですごくもめていた記事を読んで、
一時期、イーストウッドのことが嫌になっていた時期がありました。
本当のことは何も知らない外野の分際で。
その後、次々といい作品を発表することになり、
いつの間にやら帳消しになりました。
そんなことも映画と重なり、面白く見ました。
ラストの主人公の姿が、どっこい、又やってる、とニンマリしました。
歌も良かったですね。
終活作品
冒頭から引き込まれる面白さ。さすがイーストウッド作品。全くオドオドしない堂々とした爺さんが清々しい。ラストは娘の立場で考えると複雑ですね。髭のないブラッドリーはプレイスビヨンドを思わせます。ペーニャさんはやっぱり名脇役。
クリント・イーストウッド「運び屋」これ、アカンことやってきた、アカ...
クリント・イーストウッド「運び屋」これ、アカンことやってきた、アカン男が観たら勘違いしてしまう悪い映画や。アカン男は見たらあかんで。
安定中の安定
試写で。
不覚にも実の親子って観た後知りました。。イーストウッドも多忙な人でしょうから役を通して自分の想いを子に伝えたかったのかも、とか深読みしてしまう。しかしながら、そこにたどり着くまでのアールさんの自由っぷり、そこにこの映画の肝があるのだろう。アールはイーストウッド自身であると同時にこれは俺の映画だと言い張るシニアが多発する事間違いない。みんな見たほうが良い!日本が元気になるかも知れない。
弟子のブラッドリークーパーも、キッチリ仕事していて素晴らしい。作品全体を通してほんと絶妙なタイミングでキツめのジョークがポンって出てきてクスってなる感じも良い。いやー良い映画観たなあという余韻が最高でした。
自由人の代償
小さな子どもの頃に、良くTVで「ダーティー・ハリー」シリーズを観てましたけど、イーストウッド…本当におじいちゃんになっていて驚きました。
でも、こちらの作品は観ていて少し辛くなりました。
大切な家族や 農園、仲間を守る為に、危険な「運び屋」を請け負う主人公。
色々と指示されながらも自由人を遺憾なく発揮し(笑)、麻薬カルテルをヤキモキさせるおじいちゃんドライバー(笑)。
脅されても怯みません(笑)!
でも、最後はやっぱり思った通り…と言うか彼の作品らしく、逃げることなく全てを受け入れました。
なんか…ウルッと来ちゃいました…。
因みに…奥さん役の人って…「シザーハンズ」に出てました???
セールスウーマンの…。「シザーハンズ」じゃなかったかな???
似てる!!!!!
教科書のようだ
映画の教科書のようだ。
人間の二面性を描いてキャラクター達が面白い。テーマが作品の芯を貫いてブレないだけでなく、先の読めない展開に飽きない。枯れたイーストウッドの存在感もさることながら、そのユーモアといったら。
イーストウッドでつまらない映画は見たことないな。
怒りも興奮も無い映画!!
往年の「ミリオンダラー・ベイビー」、「グラントリノ」を期待すると、緊張感も無く、本当にただ運ぶだけなのでかなり物足りないです。随所にある、お爺ちゃんであるという描写が取って付けたような感じで、わざとらしいです。更に組織も追う側も魅力がありません。ブラッドリー・クーパー出演作は個人的に外れなのですが、本作も外れでした。
再生の物語
イーストウッド御大の遺言的な作品ってことで。
まず主人公の設定がすごくイーストウッド的で、あぁこの人はやはり作家なんだと。
退役軍人で、頑固者。誰かに疎まれても、自分の道を貫く感じ。
本作のアールはけっこうチャラいってか軽い感じなおかげで、
善と悪の違いなんて曖昧なもんだっていうメッセージがすごく生きたように思う。
犯罪は犯罪なんだけど、結果としてアールは大切なものを取り戻したよねっていう。
人間いくつになっても変わるのに遅すぎるなんて事はないんだっていう、
すごくポジティブな物語に昇華させているのが印象的だった。
しかもこういう物語にありがちな、宗教色がほとんど無いのも好感がもてた。
最後に気になったとこなんだけど、
運び屋を1回やっただけであんなにカネもらえるか?と。
孫娘が開くパーティの費用を出して、
さらに新車のピックアップトラックなんて買えるか?と。
まぁ細かいことは置いといて、素晴らしい「再生の物語」だった。
文句ナシ
ピックアップ、カントリーソング、ハンバーガーでなくポークサンド、それに退役軍人、う~んアメリカだ、実にアメリカくさい。アメリカ映画だからあたりまえかwa!.
それにしても、グラントリノ的展開、勧善懲悪、イーストウッドのいいところを期待していたのに不発に終わった。頭に血を流し、護送されるみじめ感漂うシーン。家族から総スカン食らってるなど本当なら、すかっとせんな、なのだが・・・。しかし、なぜだか、そうは思わないのだ、この映画。
あまりに、家族との悪い関係に、イーストウッドの私生活も気になった。でも、いいんだ、イーストウッドの歌うところも聞いたし。あ~、ピックアップでフリーウェイをどこまでも走って行きたくなる映画だ。
相変わらず元気そう!
久しぶりに主演作を観れました! 監督だけした作品も好きなのはありますが、やっぱり出演してくれるともっと嬉しいですね(笑) 「時間はお金で買えない」というセリフは悲しく寂しくなっちゃいました。 おいしいサンドを頬張ったり女性とイチャイチャしたり、最近のイーストウッドでは観れなかったシーンも良かった(笑) いつまでも元気でいてほしいです、僕も同じ年齢まで生きれた時に年の割に丈夫で元気だと思われたいです。 エンディングの曲も良かったです。
イーストウッド流、人生の教訓。
この映画はイーストウッドがこれまでの人生で培った家族の大切さ、時間の大切さ、何時でも楽しむ事、遅すぎる事はないって事、そして自分の行動に対する責任・・・。いろんな人生の教訓を伝えようとしている遺言の様な作品に感じられた。
この作品を観ればイーストウッドの人生観がわかり、人間性が素晴らしいんだろーなって事が伝わってくる。
ありがとうイーストウッド!メッセージは受けとったよ!
全体的にサスペンス感が足りないため、映画としては単調になってしまっている
クリント・イーストウッドのリアルな演技によってキャラクターのもつ重圧感はひしひしと伝わってくるし、人生を仕事に捧げたことで家族とは疎遠になった男の遅すぎる再生ドラマとしては申し分ないのだが、全体的にサスペンス感が足りないため、映画としては単調になってしまっている。
裏では麻薬取締局と麻薬組織との戦いや麻薬組織内の権力争いが勃発しているという背景がありながら、クリント・イーストウッド演じるアールに焦点が当たりすぎていて、温度差を感じてしまうし、結果的に麻薬組織がどうなったかが描かれていない。
組織内で芽生えた友情や信頼なんかも結果的に薄っぺらく扱われてしまっている。
運び屋を逮捕しただけで終わる規模の犯罪ではないと思うのだが…本来なら逮捕してからどうやって組織を摘発にいたったかを描いてほしいところだ。
やっぱり自分の話にしてしまっててしみじみ
流石イーストウッド。前作『15時17分、パリ行き』と違って普通に面白い(あれはあれで良かった)。麻薬カルテルが絡む実録犯罪モノなのに、やっぱり『グラン・トリノ』みたいに自分の話にしてしまっててしみじみ。それはそうとプロデューサーのロバート・ロレンツってあいつ今何してる?
ロバート・ロレンツ監督『人生の特等席』は普通に面白くなかったけど、あれで監督としてのキャリアが閉ざされるほどの駄作では全然なかった。IMDbを見てもプロデューサーとしてのキャリアも『アメリカン・スナイパー』以降実績がない。ロレンツ自身がチャレンジを後悔してなければいいけど
ジジイの軽やかな人生の楽しみ方
グラン・トリノでこれほどない人生の退場を演じ切った後で、これ以上何を伝えようとしているのかと思いながら鑑賞。
なるほど、自分の存在意義とか、社会的役割とか、そんなことより毎日を頑張って楽しく生きろよとでも言われているような作品だった。
私にはグラン・トリノの対極にあるような作品だと思えたが、両方ともイーストウッドその人なんだろう。
一方は優等生的な映画人、一方はだらしないが人たらしのジジイ。
この作品は後者だ。
この主人公のやっていることは、決して褒められることではない。
運んでいる物もそうだし、家族をないがしろにしている点も家庭人としても失格だ。
だが、このジジイは軽やかである。
ギャングとも仲良くなるし、困っている人がいれば助ける。
無意識的に差別的な発言をするが、それを指摘されれば受け入れる。
社会的な正しさは別として、今いる環境を受けられ、進んでいくしなやかさが大きな魅力。
とにかく必死で楽しく生きていることが大切なんだという、老境での悟りを感じた。
こんな作品を観せられると、今後も永遠にイーストウッド作品を見続けたいと思わせられる。
やっぱり、イーストウッドが好き。
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