劇場公開日 2019年3月8日

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「後悔の念秘めた主人公の姿共感呼び、人間ドラマに魅了される」運び屋 Norikoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0後悔の念秘めた主人公の姿共感呼び、人間ドラマに魅了される

2020年1月13日
iPhoneアプリから投稿

麻薬の運び屋と知らずに、大金を稼げる依頼を請け負い、数回に渡り大量の麻薬を運んだ人物の、実話に基づいた映画

表向きは社交的で周囲との関係が良好だが、家族とのある事を機に疎遠になってしまったアール
ぶっきらぼうだけど心優しい主人公アールを、クリント・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」「リチャード・ジュエル」が人間味溢れ演じている

運び屋として移動中に、寄り道するなど自由気ままな行動取るアールと麻薬組織との対立や、遭遇した捜査官に対した身の交わし方が巧妙で目が離せない
「アメリカン・スナイパー」でクリント・イーストウッドとタッグを組んだブラッドリー・グーパーが麻薬取締官を演じ、アールとの会話が心に染みる

そして、後悔の念滲ませ接するアールと、家族との関係に胸突き刺さる
後悔の念秘めたアールの家族への想いに共感呼び、人間ドラマに深く迫り魅了される1作

Noriko