劇場公開日 2021年7月2日

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「昭和の新日本プロレスを最高の映像クオリティーで焼き直した怪獣プロレス!」ゴジラvsコング kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0昭和の新日本プロレスを最高の映像クオリティーで焼き直した怪獣プロレス!

2021年7月15日
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鑑賞方法:映画館

ドロー表のようなオープニングクレジットが、来るべき決戦への興奮をかき立てる。
期待に違わず、怪獣バトルは迫力とスピード感が半端ではない。
その一方で、人間パートはいい加減で中身がない。
このバランスをどう見るか・・・
私は、前作の『…キング・オブ…』がこの点において潔かったと思うし、東宝ゴジラへのリスペクトが感じられて好きだった。
あるいは『…髑髏島の…』はストーリーはともかく、人間キャラが立っていた。
本作はどっち付かずの中途半端感が否めず、残念な思いだ。

もちろん、怪獣バトルを楽しむアクション映画だから、そこが楽しめれば合格だ。
その点、画的には充分すぎる面白さがあった。
ただ、王者どうしの世紀の一戦を煽っておきながら、ボブ・バックランドvsアントニオ猪木のWWFタイトルマッチにタイガー・ジェット・シンが乱入したような展開で、二人のチャンピオンが乱入者を蹴散らしてリング上でガッチリ握手、ファンからはヤンヤの歓声を浴びたものの、勝負の決着は藪のなか…というオチじゃないか!
プロレスのマッチメーカーがとっくの昔に使ったシナリオだよ、と。
でも、決着がついてはいけない勝負というのもある。多くの観客はこの引き分けに喝采を送ったことだろう。もちろん、私もだ。

我らが小栗旬が、誰でもいいキャラクターだったのも残念。セリザワである必要すらなかった。
小栗に変顔の演技をさせるくらいだったら、釈由美子にメカゴジラを操縦させた方が気がきいていたと思う釈由美子ファンだった。

もっと言えば、怪獣パートでドラマを作ってもよかったかもしれない。
前作でゴジラにひれ伏した他の怪獣たちが子分となって付き従い、メカゴジラ登場でラドンがやっぱり寝返った…とか、どうだろう…

kazz
CBさんのコメント
2023年5月17日

釈さん(由美子)のパイロット、カッコよかったので、この映画でも見られたら、最高だったのにな、と俺も思います。同感。

CB
シネマディクトさんのコメント
2021年7月20日

kazzさん、共感+コメントありがとうございます。おっしゃる通り、アクションはすごいですよね。ゴジラにグーパンとは、豪快の一言ですね。

シネマディクト
K介さんのコメント
2021年7月18日

プロレスのアングルに例えたくだりは秀逸ですね。まさにその通り!の展開でした。この映画を観に行く中年男子は、猪木全盛時のプロレスファンが多いように思います。

K介
2021年7月18日

新日本と釈由美子ネタ✨👍

巫女雷男
アキ爺さんのコメント
2021年7月16日

釈由美子にメカゴジラをハリウッドで⁉️

確かに見てみたいですね✨

アキ爺
しろくろぱんださんのコメント
2021年7月16日

Kazzさん。共感、コメントありがとうございます。迫力があっておもしろかったです。ただ。余りにも身軽なゴジラとゴングだったので驚きました。
円谷の作品も観てみたいです。

しろくろぱんだ
おじゃるさんのコメント
2021年7月15日

kazzさん、共感&コメントありがとうございます。
ゴジラの熱線、ヤバかったですよね。まさか、あんなに届くとは! この何でもありな感じが、いかにも怪獣バトルって感じでよかったです。

おじゃる