劇場公開日 2019年9月27日

  • 予告編を見る

「映像表現的にもどかしい」惡の華 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映像表現的にもどかしい

2019年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

漫画原作映画。原作は立ち読み程度。
主人公:春日がクラスの美少女:佐伯の体操着を盗んだ事をキッカケに、現場を見ていたもう1人の少女:仲村と奇妙な付き合いが始まる映画。

春日の中学時代と高校時代を行き来して物語は進んでいきますが、使用している携帯電話や服装を見ると多少時代の古さを感じさせ、映画としては原作が書かれていた2009年〜2014年頃に合わせていると思われる。

前半は男としての青春時代の変態さを醸し出してはいる為、女性と一緒に観る分には恥ずかしさはあります。

また、全体的に自分達の性欲や欲望をさらけ出そうとしているストーリーは解りますが、映像表現的には自分崩壊とその抑制に特化している様な感が。
私としては、もっと人間・性関係もさらけ出して表現して貰いたかった感大です。
(中・高生役メインですし、将来性ある若手俳優陣だとこれが限界かもしれませんが、弾けているストーリーの割には脱ぎもしないし、性的表現もかなり少なく拍子抜け。今の中高生でも物足りないのでは?)

内容の割にはフェチ止まり。
内面の描写は良いだけに。う〜む。

他見どころ俳優とすれば、佐伯演じる秋田汐梨さんでは無いでしょうか?
この娘さんは過去別TV番組「最高の最下位」にて俳優・タレントパワーランキングにて紹介され、最下位付近が皆出演NGの中この娘さんだけ出演。
2019年京都から東京に来たばかりで、まさしく売り出し真っ最中だった。(確か6月頃)
モデルもやっていたらしく、かなりの俳優素質はあります。

観終われば中々面白いし、言いたい事は分かった映画ではあったが、弾けさがやはり欲しかった。
最後に思う事は今の男子中学生が白ブリーフを履く確率は何%なのだ?と言う疑問です。
(ウチらが中学1980年代でもブリーフは1人居るか居ないかですので。)

巫女雷男
kossyさんのコメント
2019年10月3日

俺もボードレール知りませんw

kossy
kossyさんのコメント
2019年10月3日

性的表現がなかった!ことに納得。
それを踏まえてレビューを書いてみました。
結局仲村には性的欲求を発散する手段がわからなかっただけだと・・・

kossy
bloodtrailさんのコメント
2019年9月28日

巫女雷男さんへ
男女ともに厨二ってのが…教室荒らしも祭りジャックも、主義主張無しの個人の内心の問題からのテロですからね。これが「悪の華」ってのはナシだと思いました!

bloodtrail