劇場公開日 2019年1月18日

  • 予告編を見る

「ピリピリ感の2時間」ミスター・ガラス bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ピリピリ感の2時間

2019年1月27日
iPhoneアプリから投稿

「アンブレイカブル」と「スプリット」に繋がる本作。2作を観てないので、確かに一つ一つを確かめていかないと難しい設定でしたが、内容的には、よくできたサスペンス・フィクションに仕上がっていました。

何と言っても、ナイト・シャマランがメガホンを取り、ブルース・ウィリスにサミュエル・ジャクソン、それに、ジェームズ・マカヴォイとみんな主演を張れる豪華俳優陣に、サラ・ポールソンが絡んだら、面白くないわけがない。

それほどの派手なアクションもなく、思ったより物静かな流れが続く作品でしたが、最初から最後まで、ピリピリした緊張感に包まれていました。

強靭な肉体と悪を憎むデヴィッド、23もの多重人格者ケヴィン、そして、生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つガラスの特殊能力を有する3人が、研究施設に集められ、禁断の研究が始まる。

3人の個性が、よく活かされている人物設定で、特に、ケヴィン役のマカヴォイの多重人格役は、それぞれの人格に鬼気迫るものがありました。

ラストで、その研究の目的が明らかになった落としどころは、さすがシャマラン監督らしい、サプライズ!

bunmei21