殺さない彼と死なない彼女のレビュー・感想・評価
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今を生きる君達へ
尾崎豊の楽曲の「失くした1/2」って題名を思い出した。歌詞はこの作品にはそぐわないのかもしれない。
ラストはさておき、過去に経験してきた時間を思い出す。「あー、分かる」そんなシチュエーションの目白押しだ。
まさに現代の恋愛事情なわけなのだけど、素直じゃないと言うか、意地っ張りというか…悪く言えば臆病なわけなのだが。
とにかく日常の会話がマウントの取り合いにしか聴こえてこない。
だけれども彼らだけの訳し方があるようで、その言葉面は強烈なのだけれども、至って平然と会話は進む。強烈な違和感を覚えながらも、そのやり取り自体は、やはり恋愛のソレで微笑ましい。
口調もトーンも、台詞自体も絶妙に「今」っぽくて、なんか無用なメンタルの強さを発揮してる現代の青春に戦々恐々だ。
ただ、やはり、表面的には攻撃的な変貌を遂げるも内情はあまり変わらない。
八千代くん達の物語は微笑ましいし、キャピ子and地味子の物語はスカッとする。
主軸の2人も、絶妙で…照れくさい。
ふとした表情、ちょっとした間、投げかける言葉の強弱に「好き」が見え隠れして微笑ましい。ホント、あの頃が満載だった。
随分と汚れちまったなぁと、現在の自分を省みる。
撮り方も臨場感を重視したかったように思う。比較的長回しが多く、ハレーションもわざと入れてるのかと思うほど多い。
画面から青い春が眩くだだ漏れてる。
ラストは凄く切なくて、泣きながら震える手を彼に遠慮がちに伸ばすなな子が健気。
胸が締め付けられる。
時間軸がズレてた事に違和感を感じつつも、このレビューを書きながら思った事が1つ。
現在進行形の若者へ向けたメッセージに溢れた作品だったんだなあと。
そのキャラ設定により、彼や彼女に共感する人は多いと思う。この作品は、その成り立ちと、ある1つの未来を提示してくれる。
様々なメッセージの欠片でも心に残ってくれれば、そこから歩む未来は変わっていく。
そんな切実な希望を託した作品のように思えた。
今を生きる君達へ
そう思うと、赤裸々な言葉使いも、理不尽に襲いかかる死も、夕暮れの空の色や、画面に映り込むハレーションにも必然を感じる。
物語は常に2人で進む。
「あなたがいてくれれば良い」
そんな「あなた」に巡り合えたり、成れたりするんだよ、と、刺々しくも柔らかな調べを感じたりした。
だだ2度目の夢以降は蛇足に思え、嘘っぽい展開にちょいと興が冷める。
全ての人に見て欲しい予測不能の感動作
最初はキャストに興味を持ち、予告や評価が良かったので鑑賞。
とにかく素晴らしかった。
まだ途中ですが、原作も少し読んでみて、4コマ漫画をよくここまでというコメントは本当にその通りで、漫画の持つクスッと程よく笑える点を押さえた上で感動できるストーリーは本当に素晴らしかったと思います。
前半は全く繋がらないだろうと思っていた登場人物たちが最終的に1つの世界観にまとまります。感動作でラブストーリーなのに、どこかにミステリー要素も含んでいて、例のあの事件を境に後半はライトを点けたり消したりするように、パッパッと展開が進んで行く。そこに、伏線回収や物語のミソを持ってきているのがすごい見やすかったし、期待以上でした。
リスカとか生死とか難しいし自分には全く関係ないように思えますが、どこか共感できると思ったのは、多分みんな誰しも、心の奥に孤独や愛したい愛されたいという気持ちがあるからだと思います。その心の奥を登場人物たちが代弁してくれ、また、役者さんの演技も自然体なので入ってきやすかったのではないかと。
また、実はこの作品のロケ地が僕の地元で見終わった後聖地巡礼をしました。僕自身学生なのでその辺も相まって自分と重なったんではないかなとも思いました。
時制が難しく、わかりにくいため、一度では理解しづらい部分もあるかと思います。
なんで、自分の場合は2回目見に行こうと思います。
未来の話をしましょう
対照的な組み合わせが
たくさん登場するお話し。
殺さないー死なない、
地味ー派手
好きー好きになれない。
んー、違う。
言葉では、表現できない。
近い感覚なら、
子供の頃、使っていた
宝物がつまったブリキ箱かな。
ひととの関わり方が、
すごく丁寧に描かれていて、
三編構成で二つの恋愛と1つの友情
が日常を生きる喜びで紡がれます。
なにがあっても裏切らない。
自分に無いものがあり、
一番求めているものをギブアンドテイク。
そんな人に出会え、過ごす幸せが
画面から溢れてくるんです。
自殺願望がある ななに、
未来への暮らしのビジョンと
生きる希望を与えたれい。
親や恋人から得られなかった愛情の
かわりに、
裏切らない深い友情をかわす
地味子とキャピコ
変わらない愛情を浴びせる撫子と
その心を受け入れる八千代
11回の好き好きの告白は、凍った心を
溶かすのに充分。納得です。
破壊力が凄い凄い。
そんな撫子に勇気を与えたのが、
ある人なんですが、
その心情が明かされる
後半のストーリー構成は、
泣かせます。
そういう時間軸なのか…
ほんとに、知らない内に
涙腺がゆるんでました。
かけがえのない人との日常が、
どんなに素敵で、
そして、大切なもので
周りに幸せの輪を広げていくのが
描かれていて
ここちいいですね。
奥華子さんの音楽も
スッとはいってきて
これも気分よしです。
ときかけの時も思いましたが
詩が作品にマッチしていて
作品との一体感が好きです。
パンフレットの表紙には
透かしでエンドシーンの
桜に再開できます。蜂も。
あと、
エンドロールで
ロケーション協力の欄で
"そら" って書いてあったのは
シーンの青空に対してなんだろうか。
青空に感謝っていうことかな。
作品の隅々まで、スタッフの
この作品を大切にしたい思いが
わたしにも響きました。
この作品の空気感というか
距離感が好きです。
おすすめ。
オムニバスとは正に此なり
濃い人物像に特色有る映像、
若干無理やりでもいいから、
浸食されるに身を任せれば、
息騰がる鼓動、理解進む感情、
そしてクライマックスの高潮へ、
と思いきや急発進からの着地、
全てが合点、交差する終幕、
久方ぶり、軽い虚無感伴う、
素晴らしい映画でした。
れいと出合ってから、少しずつ綺麗可愛くなっていく、なな役の桜井日奈子さん凄く良いですね( ^ω^)
お前、マジで死にたいの? じゃあ、俺が殺してやるよ。
数組のカップルや友達の群像劇。詩の朗読のようなセリフ回しもある。
「殺す」
「死んでやる」
「死ねねえくせに」
「殺せねえくせに」
軽々とそんな言葉を口にする今どきの若者たちを、僕は普段から苦々しく思っている。そんなタイトルだし、間宮祥太郎は好きだが女優はどちらかと言えば嫌いだし、高校生の恋愛映画だろうし、なのにこの高評価はどこに理由が?と興味が湧いて観てみたが、実に純心さに溢れた映画だった。
口にする言葉とは裏腹の無垢な感情。むしろ、それを守ろうとするがゆえの鎧のような荒い言動。他人の評価なんてどうでもいいじゃない?自分はどうしたいの?そんなメッセージが言外からひしひしと伝わってきて涙があふれてきた。ようやく二人に寄り添えて、こっちも鎧を脱いできたところであの結末。そりゃフラグはあったけど、そこかあ!って苦笑いしながらまた涙があふれてきた。公園の桜並木のその時、ずっとそよ風のような映像と日常の雑踏にまぎれた音源に包まれていたことに、改めて優しさをかみしめた。そこで「ねえ、未来の話をしましょう」って言うなんて、反則級のボディブロー。「死んでやる」って言ってた君がそれを言うか?と。今更だけどそれに気付いた君が言うか?と。そのセリフをそんなやわらかな笑顔で言うか?と。その瞬間、僕の脳裏にも小坂、いや間宮祥太郎の不貞腐れた横顔が浮かんできた。
ほかの二組のエピソードもいい。エピソード同士のからみ合いもしつこくなく、思い悩む本人ほどには他人からは気にかけてもらえない不満や葛藤が軽やかに描かれている。素敵な涙を流せる映画だ。
死ぬだ、殺すだ、言いあってた二人が、打ち解け合った頃に交わす会話を思い出す。
「未来の話をしないか?」
「明日だって未来よ。もう始まっているわ、未来が。」
未来志向
こちらのレビューで、高評価なので観に行きました。
3つの物語が、オムニバス形式でパラレルに進む。どれも、普通の少女漫画的な設定の恋愛ドラマで、単体だったら飽きてたかも。
本編は留年した小坂と、死にたいが口癖の鹿野の話。ふたりのどつき合いの会話と、「コロス!」「シネ!」のネガティブなワードの投げ合いの中に、ちょっとした想いが見えてきてが、なんだか微笑ましい。どう見ても間宮翔太郎は高校生に見えないけど。
次は地味子と、きゃぴ子の友情。愛されたいキャラのきゃぴ子と、ひたすら真面目な地味子。正反対ながらの親友。地味子はきゃぴ子に憧れ、きゃぴ子は地味子に精神的にもたれかかる。普通なら泥臭くなるが、そこは綺麗にまとめた感じ。
次に八千代くんを一途に想い続ける撫子さんの話。キミと付き合うとつもりはないと明言されても、毎日好きと言い続ける撫子。何故そこまでできるのかは、本作の重要なネタとなる。
現実にはありそでなさそな物語を3本、丁寧に描いて上手くまとめた印象。いろいろありすぎるけど、未来志向で行こうよというメッセージが、後味爽やかにさせる。
再現度すごい。
途中まで4コマからの鑑賞です。
あれをどう映像化するのか、キャストはどうなのかと気になってましたが、素晴らしかったです。
桜井日奈子はCMしか知らなくて、特に好きではなかったのですが、とても役にハマってたのと演技が上手で、この映画でイメージ変わりました。
小坂は漫画ではDQN寄りのビジュアルだったのに、普通にイケメンです笑
10代の頃の繊細さとか偏りとか孤独とか、とても丁寧に描かれています。
始めはセリフが独特な気がするのですが、それと対照に演出がすごくリアルというか、いい意味で演技っぽくなくて、それがいいバランスで、あの頃にリンクしたような感覚で観てました。
よくあるキラキラ少女漫画設定とか、カーストどうとかって尖ったものでもなくて、でも各々抱えてる闇の部分がところどころに見えたりして、それぞれの感情が違和感なくすっと伝わってきます。
ほのぼのとストーリーは進みますが、終盤でさらっと急展開。
漫画では通り魔の描写がワンシーンでしたが、映画では通り魔本人が配信した犯行動画を高校生たちが普通に閲覧できちゃってる。
また明日ね、でフラグ立ったとおもったらもう。。
小坂が倒れて、ななちゃんの画像を見ている間もどんどん血が流れていて、背景では少し離れた道を車が走っているのに、見える距離には人がいるのに!誰か!誰かーーー!!って心で叫んでました。
胸が痛すぎて、夢に小坂が出てきて気持ちが通じるってファンタジー展開にも気持ちが救われました。
ななちゃんが、小坂の部屋のクローゼットで洋服を抱きしめるシーンは号泣でした。。
3組それぞれのキャラもストーリーも、完璧に再現されていたと思います。すごい。
あと既視感ある景色だと思ったら地元でした!
なんかうれしい!
個人的にはきゃぴ地味ペアがひたすらかわいかった。。
何も知らずに鑑賞しました
いかにもアオハル味の強そうな物語っぽいので、「そのテの映画なんでしょ?」と特に注目はしていなかったがナニやら評判がいい…という情報が入り、日曜夕方の映画館へ。
案の定、ほぼ満席となった客席の9割以上は20歳前後のカップルや女子同士。アラフィフのオジさんが彼らのステージを汚してはいけないので、私は最後列のプレミアムシートへ退く。(気付いてみればプレミアムシートは私の様なオジさんばかり。皆思いは同じ、か)
高校を舞台にした群像劇っぽいつくりだが、いろいろな仕掛けもあって油断がならない。
…と言って、どこを切り取って話してもネタバレになる様なならない様な…ということで内容について書くことは控えよう。
役者たちはもちろん皆若い訳だが、誰だって思春期に通る、不器用に生きる(不器用にしか生きられない)高校生をキュートに、またシニカルに見事に演じてくれている。
※個人的にすごく好きなのは地味子の「40秒で支度しな!」の可愛さです…
若いコ達には勧めたい映画。
「未来の話をしよう…」
正直、白けました…
主要キャストが全員メンヘラという設定のようで、6人による奇をてらったセリフや奇抜な行動(あくまでソフトタッチ)が、大きな展開もなくダラダラと1時間半も続きます。
作り手はどうやら普通のセリフや行動では「客が喜ばない」とでも考えているようですね。
そして、ラスト30分で何の脈絡もなく「通り魔」が登場して、ここから一転してお涙ちょうだいモードに突入。おいおい、そりゃーねーだろって感じ。
だったら、メンヘラダラダラモードで最後まで貫き通した方が、まだ作品としての一貫性があるだろうに…。
ただ、桜井日奈子は役が合っていたこともあって抜群に上手かったですね。こんなに実力のある子だとは思っていませんでした。
間宮祥太朗は下手ではないのですが(メイクのせいなのか)実年齢以上に老けて見えてしまって、まったく男子高校生には見えなかったし、まったく桜井日奈子の恋人には見えませんでした。
晴れのち雨、夕方近くに落雷があるかも。…そんな感じの作品です。
この作品、タイトルに「殺」とか「死」とある時点で、観るか観ないか散々迷いました。
予告を見た際にテンポの良さに惹かれるものもあったので、結局鑑賞することに。
途中までは、それなりに楽しんで観てました。
意外と真面目に、今の高校生の恋愛事情を描いているのかなと。
それが途中で一変。
途中というか、終盤近く。
あるイベントが発生するのですが、なにこれ…。 な状態に。。
※ ハン・ソロが殺される場面を観たときの衝撃に近いかも、です
☆
このイベント、私には受け止ることができませんでした。
途中まで☆4つくらいだったのですが…しくしく
これを違和感なく受け止められる人は、最後まで楽しめると思います。
おまけ
※ハン・ソロの例よりも、マカロニ刑事が死んだときの衝撃が近いような気もしてきました。
「なんじゃこりゃぁ」
…
それはジーパン刑事 …と一人で突っ込んでみたり。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
「今日は2本連続☆5.0」
今年124本目。
今日は「ハッピー・デス・デイ2U」と2本続けて☆5.0。ちょっと高めかな。しかし☆5.0を付けざるを得ない程2本共いい映画でした。
今作は皆さんの評価が高いので早目に行きたかった作品。Twitterの人気漫画が映画化。
"普通の恋愛"ではない新感覚ラブストーリー。
見所は3つの恋物語。
小坂と鹿野以外にも、地味子(恒松祐里)やきゃぴ子(堀田真由)、撫子(箭内夢芽)の恋愛、友情が見所。
ゆうたろうが好演。演技は素晴らしいです。
主役の不器用な2人の想いにじーんと来ました。
嫌な絵、嫌な音楽、嫌な展開…で泣く
ホワイトぼやぼやで逆光の絵がすごく嫌で、感情操作しようというあからさまな音楽が嫌で、結局は命で泣かせようとするのか!と呆れて怒りのようなものを感じたけれど、ボロボロ涙が出て…完全にしてやられたといったところ。
でも、このストーリーはかなり良かった。自分が生きてきている中で、失われた命というものを思い起こさせるような、何かしら感情に訴えかけてくるような、正真正銘、お涙ちょうだい映画でしょう。
主演の2人、もともと好きな方だったけれど、やっぱいいなぁと思ったり、終わってみれば単に泣かせるだけのものではないということが分かったり、表面的な印象とはかなり違った作品だった。
寄り添いの連鎖
時系列、全然気付きませんでした。しっかり観れば伏線は有ったみたいですが。
映画的に面白いなと思いました。
そして、時系列をいじった事で「未来の話をしましょう」に重みが出た気もします。
それから役者さんですが、間宮さんと恒松さんの若手実力派、桜井さんに堀田さんも良かったのですが、ゆうたろうさんと箭内さんの二人組が特に良く感じました。
一番感情移入しやすい二人だと言うのもあると思いますが。
よく泣くおっさんの私は、この映画で当たり前の様に泣かされましたが、シネマイクスピアリのシーンが一番涙腺に来たかな。
あそこ二人の、いや佐藤玲さんを含めた三人の表情が凄く良かったと思うんです。
あのシーンの表情が良かったからこそ、その後のシーンの「未来の話をしましょう」が引き立った気がします。
さて、ここからはこの映画を観て思った事を。
辛い時に側に居てくれる人、寄り添ってくれる人はありがたいですよね。
ただ、人に寄り添うと言うのはとても難しい事の様な気がします。
しかし、形になる所まで届かなくても、その人の事を考えている状態は、もう寄り添った状態なのかもしれませんね。
それから、寄り添う事は側に居ないといけないと思っていましたが、一度気持ちが届いたならば、離れてしまっても寄り添い続ける事も出来るのだなと。
それは小坂と鹿野だけじゃなく、鹿野と撫子の様に一度会っただけの関係でも、気持ちが届けば寄り添い続ける事が出来るのだなと。
寄り添いの連鎖は、そうやって広がって行くのでしょう。
それは、とても素敵な事だと思います。
関係ないけど、シネマイクスピアリのスタッフさんかわいいなと思ったら、原作者の方なんですね。
自己中から他己中へ
「好き」っていろんな表現があるなぁ〜って思った
1つ言えるのは、大切なモノ守るモノを見つけると、人は変わる
恋愛もそう
自分の事だけしか、いや、自分の事さえ大切に出来なかったのが、他人まで助けてあげられる様になる
他己中 ←ホントにこの言葉あるんですよ(笑)
鮹チュー🐙😗💕
確かにブスだったのが、可愛くなってましたね〜(^^)
ティーンエイジ
事前の期待値が異常なまでに高かったです。
青春群像劇がかなり好きで、高評価だったので胸を弾ませて観にいきました。
なんでしょう…
少し期待しすぎたというのでしょうか…
「泣ける」の部分があまり分からなかったのですが、四コママンガなので、ぶつ切りは仕方ないなと思っていたのですが、何組かの恋模様を描いていくタイプの映画だったのですね。9月に観た「アイネクライネナハトムジーク」と構成が似てる感じでした。(ストーリーはこちらの方がもやもやもやします。)
奈々には共感ができたのですが、きゃぴ子と撫子にはイマイチ共感できませんでした。特に中盤は撫子のシーンがやたらと長かったので、恋を一先ず完結させたいのは分かったのですが、ここで描写しなくてもいいかな…
自然な感じで撮られているのが私好みでした。桜井日奈子さんの低い声は何だか新鮮でした。無邪気で元気というのがイメージとした固まっていたのですが、闇を抱える演技もお上手だなと痛感させられました。
「殺す」「死ね」と言われてもそこまで気にならないのが今作の魅力だと思います。(価値観は人それぞれですが)何度も発することで普段のセリフとなんら遜色のないものと化しています。
事前の期待値が高かったので、なんとも言えない評価になってしまいましたが、十分楽しめる作品です。2時間と少しですが多分あっという間です。
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