「一ヶ月半が経ち感想がまとまって来ました」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 オキさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一ヶ月半が経ち感想がまとまって来ました

2019年4月21日
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鑑賞方法:映画館

難しい

子供の頃、友人に誘われ「さらば」を観たのがヤマトとの出会い。あまりの衝撃で無言で出てきたことを覚えています。その後、イスカンダル編を本で読み、そしての「2」 多少、テレザートの部分だけが間延びしていましたが、地球発進までの乗組員の想い、徐々に危機感が増す帰路。そして、土星海戦におけるヤマト機動部隊と土方率いるアンドロメダ艦隊の連携。追い込まれる中でガニメデ基地で補修を済ませ、既に全滅した地球艦隊の中、単艦となり、そしてデスラーとの宿命の対決を経て地球海底から宇宙へ、そして地球をバックにコスモゼロ、コスモタイガー全機を展開しての総力戦、最後は艦長に自分の過信を詫び決断する展開。さらばで特攻を示唆する沖田らしくない所も払拭され、本当に素晴らしい作品だと思っている者です。
前置きが長くなりましたが今回の2202、11番惑星あたりまでは、感情移入だらけで涙も出たものの、大戦艦の数を見たあたりからあまりの現実離れにやや。。。
しかしテレザートあたりで少し気持ちが戻ったものの土星海戦が長すぎ。そこからはどうも辻褄があわない部分が目立ち。最後は無理くりの単艦戦。もう少し丁寧に描いて頂きたかったと言うのが本音です。
誤解のないように綺麗な画像と音楽、新しい時代のヤマトとして今は楽しんでます。
あとは勝手な事を記載します。
*艦隊戦は現実的な数で
*空間騎兵はやはり人間味を
*ヤマトが太陽系に帰ったきた所は少しは達成感があっても
*加藤はさすがにあんな事しないでしょう。別の形で作動は?
*アンドロメダをもっと旗艦らしく。再戦時も旗艦では?
真上から艦載機のように無人艦隊同様の扱いではどんな地球
連邦艦隊?しかも色を変える必要があるのか?、意味は?
*デスラー再戦の意図は? 本当にガトランティスと取引できる
とはさすがに思っていないでしょう。
*デスラー親衛隊がミルを撃ちますが客観的に見ればあの場合
のデスラーの敵は古代では?
*彗星前へのワープアウトは海面風でなく普通で良いのでは?
*次元潜航艇がヤマト単艦を突入させますがそもそも単艦を
送るのは無謀。せめて次元潜航艇4隻も行くべきでは?
そこはやはり前話までに単艦として普通に正面から戦えば。
*キーマンは真田さんの代役と聞きましたが、それなら都市
帝国内部の方がシンプル。ヤマトごと突入しながら古代と
山本2人しか登場しないのは?
*退艦時、あまりにもあっさり。しかも古代がいないこと、
さすがに気づくと思います。やはりここも丁寧に。
*ヤマトの特攻時、主力戦艦やガミラス艦隊が多数、火星付近
います。特に主力戦艦は無人艦隊の上、波動砲も装備してい
る。ヤマトが特攻しなくてもまだ手があると思います。
*最後、高次元への危険な航海に艦長不在?山南さんが乗って
も流れからは不思議でないと思います。
勝手な事を記載し申し訳ありません。
繰り返しになりますが、今、ヤマトを見れている事自体が夢のような出来事であり、感謝しています。2199の当初、復活編の続きを先にと思った一人ですが、2199の丁寧さに今やリメイクの続編に期待しています。
新たなる旅立ちはデスラーに感情移入、永遠には少し40万光年やゴルバの大群と無茶苦茶な設定ですが映画としての完成度も高く、仕事のストレスなどなどが溜まった時など、今もよく自宅のホームシアターで楽しんでいます。
今後も楽しみにしています。引き続きよろしくお願いします。

オキ
五反田さんのコメント
2020年2月17日

やはりリアルタイム世代のレビューに本質を感じます。

私は、さらばは、怖くて見ると入り込んで絶望させられても、命ある限りアガらえると言われ、納得した後、同じシチュエーションに自分がハマったなら同じ選択をする脳になってて、特攻隊員に選ばれた心境になって身震いしつつ泣きながら見ていました。
洋画で言いますと、ブルースウイリスの
アルマゲドンのラストにも共通の因子があるあの感動系の後味なのです。

ヤマト2は、そんな緊張を若干緩和してくれた、R指定解除版みたいなニュアンスと言った方が良いでしょうか。

駄作とも言われていますが、私も土方艦長の使い方と地球艦隊の編成にも突っ込んだ、西崎色の強めの時代にあったストーリーで好きでした。

火炎直撃砲の脅威が、正直、拡散波動砲に勝るはずもなく????な思いについて、メダルーサの位置付けが巨大砲艦になったリメイク版で納得出来ましたし、ゼルグートの盾のシーンなど私が子供の頃にヤマトゴッコで思いつきそうな防御手段に不思議と親しみがわいています。

実際、小中学生の頃、バンダイのifシリーズというボードゲームで記憶できないくらい繰り返しヤマトの各シーンを戦ってみて、もし、いつも全世代で負ける地球艦隊が、第1世代以外、全部圧勝できる戦力がありまして、結局、拡散波動砲の無敵感が際立つゲーム結果と2202の描写は戦力差を埋める数としてもしや妥当なのか?と思う事もなくはないのですが、差し引いても怒り?の方が大きくなりますね。

やはり、心あるファンがいつか結束して今時のアニメ興行の常識から作品を守って、さらばの時のような、作品の力でグッズが売れるスタイルで押し切れるようにクラウドファンディングで全額捻出でも出来た時、現代アニメ界の常識を超えてホンモノを作れるのかもしれませんね。青魚様の大戦艦とか、面白いんだけど笑わしてなくて笑われてますからね。3個1のアンドロメダとか、劣化版ヤマト2番艦とか、プリキュア風艦長とか。ぶっ壊れてますよね。

五反田