劇場公開日 2019年5月24日

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「熱さよりも暑苦しさ」プロメア KI (@mebaru0141)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0熱さよりも暑苦しさ

2019年6月17日
iPhoneアプリから投稿

私の好きなアニメの中に「キルラキル」があります。あまり多くは言いませんが、ストーリーが単刀直入ながらも設定やギャグが凝られてて、伏線回収も見事で、そう來たかって感じがとにかく好きなんです。

普段あまり日本のアニメ映畫を観ることはないのですが、そんなTRIGGERの劇場作品だというので観に行きました。

冒頭バーニッシュの被害が広がる様は、現代社會の揶揄なのか。ここで描かれるのは、何かしらストレスを抱えている人間、耐えきれず爆破し火災が発生する。影絵的な描寫が様に不吉さを表してきます。

舞台はビル火災の消火活動へ。3DCGにやや粗っぽさがあるけれども、短い時間の中で、主人公たち"火消し(バーニングレスキュー)"のそれぞれのキャラクター説明やアベンジャーズを徬彿とさせるチームの連攜プレーが見え、俗に言う、交通整理をアニメで表現しようとしてたのが伺えた。
またこれまでのTRIGGER作品のパロディネタも、日本アニメの自由さがあり楽しめた。

「MCUよ、これがジャパニメーションだ」的なのをかなり期待できた。しかし、それ以降の展開にはその期待値とは裏腹に。

話の展開が多いわりに、収集出來てない。ただただ暑苦しいだけ。普通に地上波で2クールぐらいにした方が良かった気がしました。

堺雅人の演技は聲優としても淒まじかった。

K-TA