劇場公開日 2018年12月15日

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「クラウドファンディングの怖さ」レッド・ブレイド 北の宿もりさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0クラウドファンディングの怖さ

2018年12月18日
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鑑賞方法:映画館

シネマート新宿にて鑑賞。
チケットは1800円で1日1回上映。
私は16時55分から上映されるこの作品を選びました。きっかけはクラウドファンディング!

オープニングアクションシーンの剣技もパッとせず少々落胆、ツイート上で絶賛している方の感想はまったくあてにならない物でした。
坂口さんをとても好きなファンの方は、彼が刀ではなく棒きれを持ったとしても大絶賛すると思われます。悪役の方が螺旋を描いて廻るシーンも映像効果が幅を効かせておりとてもアクションと呼べた物ではない。
劇場にてその坂口さんご本人とおぼしき人がいらっしゃいましたが、肝心なチケットは相当数掃けていないご様子。
千葉真一さん、真田広之さんと同門のJAC出身なのに技も台詞も全てにおいてお粗末です。
元々フレームアウトされてしまうアクション俳優が無理をして、主役や脇役を務めて生きてきてしまった結果なのかもしれません。
過去に少しでも出演した有名作品の名前にぶら下がって生きておられるせいか年齢を重ねても凄味というものがまったく感じられない。

RED BLADEの制作費は幾らか存じませんが、クラウドファンディングにて完成させる狂武蔵は約781万8500円のお金を投入し制作される訳ですから、この金額を使いどの程度の作品を作ってこられるか楽しみにしております。
もしも781万円程のお金を使っても質の低い作品を作ってしまった場合、業界の人達は監督をはじめ制作会社やクラウドファンディングに関わった俳優陣に協賛・投資しなくなるでしょうからね。
私はWEB配信とDVDのみの支援ですがクラウドファンディングで投資されるという事はこういう怖さと背中合わせなんだと痛感しました。
ご本人達は理解しているのだろうか?
映像効果をアクションと呼んではいけない!

北の宿もり