劇場公開日 2019年7月19日

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「金木を食った月山」東京喰種 トーキョーグール【S】 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0金木を食った月山

2019年7月25日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

原作未読ですが、アニメ版で魅力に触れ、前作はもちろん鑑賞しました。窪田正孝くんの迫真の演技、VFXによるバトル等で東京喰種の世界観を構築し、大泉洋さんや鈴木伸之くんらが脇を固め、メッセージ性のある良作に仕上がっていたと思います。ですから、続編となる本作も期待して鑑賞してきました。

本作のキーパーソンは何と言っても月山習。その月山に扮する松田翔太さんの演技が、とにかく全方位的にド変態(褒めてます)!ナルシスティックで上品な振る舞いの隙間から、抑えきれない欲望がこぼれてくるような演技が、本当に気持ち悪かったです。もう本作は、彼の変態ぶりを鑑賞するための作品といってもいいでしょう。

しかし、困ったことに、月山のインパクトが強烈すぎて、他のキャラの存在が薄まり、その心情が伝わらないというか、あまり入ってきませんでした。そのため、人肉を食うことへの葛藤、グールとして生きる苦悩、グールと人間との共存、生への執着、異なる主義主張と他者理解など、前作に込められたような様々なメッセージが、本作からは強く伝わってきませんでした。

また、全体的に地味な映像がスローテンポで続くのもマイナスポイントでした。予算の都合かもしれませんが、バトルシーンが少なく、CCGの出番が一瞬だったのも残念でした。もう少し赫子やクインケを駆使した、グールならではのバトルを見たかったところです。

というわけで、月山が金木を押しのけて前面に出過ぎたために、中身の薄い作品になってしまった印象でした。そういう意味では、月山は見事に金木を食ったと言えるでしょう。

おじゃる
悠々同盟さんのコメント
2019年7月25日

今回は松田翔太に変態月山習を演じさせるが為の作品って感じでしたよね〜
コメントがナイスです!

悠々同盟