劇場公開日 2019年3月1日

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「心あたたまるロードムービー。」グリーンブック 風の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0心あたたまるロードムービー。

2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

幸せ

◇白人運転手トニーと黒人ピアニストのシャーリーのロードムービー、バディムービー。
◇トニーはゴロツキだ。腕っぷしが強くて口も達者、悪知恵も働くからトラブルもよく解決すると評判だ。そこをシャーリーに見込まれてコンサートツアーの運転手になる。おしゃべりなトニーと割りと無口なシャーリーとの車内でのやり取りが楽しい。粗野なトニーと品行方正なシャーリーは衝突するが、対照的な2人が少しずつ近付いていく感じが良い。
◇トニーは黒人のことも黒ナス呼ばわりする人種差別ヤロウだが本人はあまり自覚してないように見える。しかし人種差別が色濃く残る1960年代の南部、トニーは差別されるシャーリーを目の当たりにする。ある時、トニーはカッとなって殴ってしまうが、シャーリーに 「暴力では何も解決しない」 とたしなめられて自制するようになっていく。トニーの変化していく過程が面白い。変化はもちろんシャーリーにも表れて、2人の間に友情が芽生えていくのが心あたたまる。
◇最後のほうでトニーの妻ドロレスがシャーリーに言うセリフにニヤリとさせられた。
☆アカデミー作品賞は当然である。♪ヽ(´▽`)/

2022/3/23(水) 🌤️☁️ 青梅

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マサヒロ