劇場公開日 2019年3月1日

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「真逆のふたり」グリーンブック セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5真逆のふたり

2021年11月21日
PCから投稿

黒人ピアニストと、その運転手。様々な壁を越えた友情を実話ベースで描く。
腕っぷしの強いトニーはある日、黒人ピアニスト、シャーリーの運転手として雇われ、演奏ツアーへと出発する。目的地は黒人差別の色濃く残るアメリカ南部。行く先々での理不尽な対応。そりの合わない二人。彼らはどのように距離を縮め、困難を乗り越えてゆくのか?

人種差別という重い背景がありますが、違いすぎる性格の二人のやりとりが笑えたり、反発し合いながらも、互いの良さや苦労を認め合い、固い絆で結ばれていく様子に心温まりました。

性格的にも経済的にも何もかもが真逆の二人。
野蛮で、すぐに暴力で解決するトニー。忍耐強く、気品溢れるシャーリー。
愛する家族のために、金になるなら何でもするトニー。高収入を得られる北部でのツアーを蹴って、敢えて風当たりの冷たい南部でのツアーに臨む誇り高きシャーリー。
土台は違えど、それぞれの信念を貫く姿は格好いいし、互いに尊重し合う二人の関係が素敵だと思いました。

貧しいけれど大勢の家族に囲まれて暮らすトニーに対し、豪華な調度品に囲まれ一人佇むシャーリーの寂しげな表情も印象的でした。白人でも黒人でも男でもないと語るシャーリーの孤独。敢えて南部でのツアーを行う勇気と信念。シャーリーを歓迎しながらも当然のように差別する白人。
コンサートでの美しい演奏、穏やかな表情の下にあるシャーリーの怒り・悲しみ・孤独は計り知れません。

セロファン
みかずきさんのコメント
2024年4月19日

私の本作レビュー、新しい観点でリニューアル中です。
4月21日に投稿予定です。
拝読して頂いて、再共感して頂けたら共感ポイントをお願いします。

ー以上ー

みかずき
セロファンさんのコメント
2022年8月20日

琥珀糖さん
フォローありがとうございます!私もフォローしたつもりになってました。今度ともよろしくお願いいたします。

セロファン
琥珀糖さんのコメント
2022年8月18日

「グリーンブック」にコメントありがとうございます。
セロファンさん、フォローしても良かったですか?
もうとっくにフォローしていたつもりになってました。
また共感作にコメントさせてくださいね。
よろしくお願いします。

琥珀糖
セロファンさんのコメント
2022年8月18日

琥珀糖さん、こんにちは!
本当にいい映画ですよね。
琥珀糖さんのレビューを読み、新たな気付きを得られ、もっと大好きな映画になりました。

セロファン
琥珀糖さんのコメント
2022年8月17日

ご無沙汰してまいます。

昨日3年半ぶりに「グリーンブック」を観ました。
本当にいい映画でしたね。
おっしゃる通り「真逆のふたり」
相性ピッタリでしたね。
拙レビュー、読んで頂けたら嬉しいです。

琥珀糖
セロファンさんのコメント
2021年11月23日

CBさん
コメントありがとうございます。
ラストシーン本当にいいですよね!二人の変化が感じられて泣けてきます。

セロファン
CBさんのコメント
2021年11月23日

> 反発し合いながらも、互いの良さや苦労を認め合い、固い絆で結ばれていく様子に心温まりました
ですよね。ラストシーンのトニーの家での出来事(トニーが皆にぼそっと言う一言「そんなこと、言うんじゃねえよ」)が抑えた演出で、それがために今思い出して書いていると、あらためて泣けます。「白人が白人の為に作った映画だ」と酷評された理由も最もだと思うのですが、俺はこの映画、好きです

CB