血まみれスケバンチェーンソーRED 前編　ネロの復讐のレビュー・感想・評価

解体屋のスケバン少女がチェーンソー片手に改造死体と戦う映画。
「ネロの復讐」なんて副題あるもんだから続編かと思いきや、製作費を更に掛けてリスタート的な作品である。
今回、担任が既に改造死体になっていたり、ネロがギーコを付け狙う理由が違ったり、前作を視聴していれば違いを楽しむ事が出来る。

私としてはギーコが更に可愛く見え、周りの可愛い女性も増え、映像的にも観やすく、フェチ心揺さぶられるものもあり、作品的プラスが沢山。（主要メンバー変わっていたのね。気づかんかった💦）
前作よりはかなり満足した。

また、前作の不満点を改善してくれている所が良い。
例えば前作73分だった映画を今回は52分と短くしている。
前作の中途半端たっぷりだった上映時間を大幅短縮に至った事は（今回前後編分けたといえども）、大変評価すべき所だと思う。
アクションものには集中力は欠かせない。上手い時間配分と脚本の流れだと思う。

冒頭のクレジットにて「マキシマム　ザ　ホルモン」との記載に音楽だけか？と思いきや、変わった扱い方がw

今回は前作からのリブート「ギーコvsネロ作品」として単体でも成り立つ作品だが、ラストに「ネメシス」や学園生徒会刑務所が出る後編が紹介された訳だし、観る事にしようと思う。☺️

期待以上に面白かった！スケバン刑事やマジすか学園的な感じ好きだから楽しめました。
そして対決シーンがかっこよくて鳥肌たった。
この監督さんアニメや特撮の真髄よくわかってるなぁと思った。是非エコエコアザラク もこの感じで映画化して欲しい。

「この作品に4DX使うなんて無駄に4DXでおかしー」ってのをスタッフやりたかったのかな。

面白い原作があるから、話はしっかりしてるんだよね。脚本もいい。浅川梨奈・あのは悪くない演技だと思うし、日髙七海はうまい。

ただ4DX邪魔なんだよね。静かに観せてもらった方がいい。

それと2016年の内田理央版と比べて観ちゃうんだけど、浅川梨奈は童顔で少し損するね。この役だとちょっと童顔はマイナス要素になるかな。

血飛沫、小水、唾液、汗、血、血、血、血汁ブシャーーーー！！！
普段は浴びたくても浴びられない様々な液体をこれでもかってほど物理的にぶっかけられて眼鏡が何度も死んだ。水だけど。
ジジイの股間をパシンパシンしたタオルの水滴を浴びたのはキツかった。

冒頭からフルスロットルに響くチェーンソーの音。
ちゃち過ぎるがそれでいい。それがいい。
パンチラならぬふんどしチラリ、ふんチラ、あらいいですね。
下駄を鳴らしてガツガツ歩き、電鋸背負ってメンチ切るギーコが可愛くてかっこいい。

単なるゾンビかと思っていたら意識のしっかりした改造死体。なるほど。
手作り感はあるけどアイディアの効いた造形や特徴が面白かった。
突然のフルヌードに歓喜。
不意打ちの裸はいつ誰のものでも嬉しい。

金髪ウィッグの似合わないけど可愛いネロ、バカバカしいギーコ襲来の理由が好き。
わかる、わかるよ。私も、私を支えてくれる狂おしく愛する人達をぞんざいに扱われたらそりゃ改造死体たんまり造って命を奪いにいくよ。
特にその人の昔やプライベートを意識せず知ってる人は重罪だよね、わかる。
このラストでなんで私は泣いたんだ…。

チェーンソーを買うときはMAKITAを選ぼうと決めた。

原作未読、2016年版観賞済

下駄にふんどしチェーンソーがデフォの女子高生鋸村ギーコがクラスのイジメられっ子碧井ネロに命を狙われる話。
ちなみに原作は中学生らしいけど。

沢山出て来る改造死体はインパクトのあるキャラがもう一声欲しかったけど、血飛沫ブシャーの切り刻み捲りはバカバカしくもやっぱり楽しい。

明らかに4Dを意識したつくりで、キャストの演技も…だし、内容なんてあって無いようなおバカな作品だけどちゃんと振り切っていて面白かった。

ナレーションをやっているのが2016年版の主演っていうのも何か嬉しい。