劇場公開日 2018年11月5日

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「セガール側もけっこう残虐・・・」沈黙の達人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0セガール側もけっこう残虐・・・

2020年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 拷問、虐殺、ひき肉シーンを逆回転で描くところのおぞましさ。染色団地のようなところや、巨悪組織の色鮮やかなところ、どこかアートっぽい作品にしようとする意気込みも感じられる。だけど、われらがセガールは黒づくめのカンフー師匠といった感じで水墨画の世界。

 香港俳優のルイス・ファンは『イップ・マン』にも出演しているカンフー俳優。セガールと彼との確執とかをほとんど描かず、昔の仲間を集めるとかの人物設定が全く面白くない。それより、セガールに弟子入りした男が“羽根をを集めてばら撒き、それを1週間後に全部集める”といったわけのわからない修行の意味も教えてもらいたい・・・

 銃撃戦もあるし、斧をつかった戦い(だからアックスなの?)もあるし、アクションはいろいろ楽しめるし、赤白黒を強調したイメージは印象に残る。仲間の姉ちゃんもかっこいいし、もっと出番を多くしてあげて~

 ちなみに“attrition”は「殲滅」とか「摩滅」とか「人員削減」といった意味。エンドロールではセガールがバンドでギター演奏、ボーカルもとっている。やるなぁ。武術とどう関係あるのか知らんが・・・

kossy