男はつらいよ お帰り 寅さんのレビュー・感想・評価
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冥土のみやげ
このシリーズは好きではない。
映画館で観たこともない。
以前は年末年始に必ずTV放送していたので、
見せられていた記憶はある。
平成を飛び越して、明らかに昭和テイストの映画。
なぜ今更の観は免れない。
レクイエム?いや失礼、ご存命だから冥土のみやげ?
何はともあれ、妻のお供で渋々足を運んだ。
観客はまばらで高齢者ばかり、
上映開始前からいびきが聞こえ、
観客にとっても将に冥土のみやげ?
いびきは中盤まで途切れず、さながら地獄絵図w
やはり私は車寅次郎は好きになれない。
軽度の知的障害があろうことを差し引いても、
傍若無人、自らの価値観を振り回すサイコ。
その最たるものが、自分のメロンがないと暴れるシーン。
観るに耐えない。
たまに気の利いたことを言うから、それが何?
それを敬愛、懐古することがベースにある時点で、
この映画にシンパシーを感じることはできない。
辛い2時間で、評価は星0。
但し、孫娘のかわいらしさと女性編集者の秘めれど溢れ出す想いには、ちょっと心が動いた。
嬉しくも懐かしく寂しさも
オープニング‥スクリーンに‥
あの音楽と男はつらいよの題字‥嬉しさと懐かしさに涙が‥
高度成長期、日本を支えてきた昭和の人達は、不器用だけども、人情に熱くおっちょこちょい。憎めない自由な生き様に憧れ抱き。
日本中が、笑い涙する昭和の大スターの帰りを待っていた。
初めて寅さんを観たいと思う方‥映画館に足を運ぶまでに、全部観るのは難しいと思うので‥
僕の伯父さんを観てから、映画館に足を運んで頂ければ、話が多少繋がると思います。
父親に連れて行かれた映画館‥30数年前の正月が懐かしく思い出されます。
年を重ねたなぁ〜笑
久しぶりに、映画で邦画で泣きました。
寅さんは、永遠です。
日本人の故郷です。
私も時に、ねぇ寅さんって風に尋ねてみようかと思います。
ほんまお帰りやわ〜!
も〜本当に本当に良かった(๑˃̵ᴗ˂̵)
昨年の「めんたいぴりり」もそうだけど、自分はこーゆードラマ系には弱いんです(^^;)
いや、今の若い子みんなに観て欲しい
三枚目なのにモテる
喧嘩してんのにほのぼのしい😉
真剣なのに笑える🤣
アホらしいけど納得できる😅
何でもない普通なのに泣ける……😂
何でだろう?
何か暖かい😌
ここが原点なのかな?
寅さん教えて〜
浅丘ルリ子さん超美人だし前田吟さんめっちゃイケメンやん!!
今度、柴又に行ってみよ〜
さすが山田洋次監督!
どう描くのか、興味津々で観てきました。だいぶ風変わりした帝釈天付近をうまく使って、セットと合成も素晴らしいの一言!
内容は心温まる、でもどこかで世の中と人の心を風刺する、シリーズの良さそのまんま。
そして最後が…やられた(涙)
山田洋次監督、恐れ入りました!さすがです!
冒頭の桑田佳祐はまったく不要!
根っからの寅さんファンとしては、懐かしくて、また、満男を主人公にして作ったドラマは要所に寅さんを絡めることによって最高に面白いストーリーに出来上がっていました。
もともと涙もろい私は始まってすぐに涙が出てきて、鼻水流れてきて、マスクしていて誤魔化すことができて助かりました。
今回の映画で本当の意味で寅さんとはお別れなんだろうなと思うと、それでまた涙ウルウル。
久しぶりに思い切り涙流せて良かったです。
でも、多くの人が書いているように冒頭の桑田佳祐はまったく意味がなく、何故あんな始め方したんでしょうかねぇ。
それと、レビューの中で山田洋次監督が死んでたと思ってるような人が小難しく意味の分からないことを書いていましたが、そんなレベルの人に寅さんの映画レビュー書いて欲しくないと思ったのは私だけでしょうか。
心の底からもう一度寅さんに会いたくてたまらなくなった。満男の「人間...
心の底からもう一度寅さんに会いたくてたまらなくなった。満男の「人間は何で生きているんだろう」という問いに対するシンプルなようで深い答えがきっと寅さんの生き方なのだろう。歴代マドンナのワンシーンに胸が熱くなり、ラストの満男の涙に泣けてしまった。人生の重みを感じるとてもとても素晴らしい映画だった。
桑田さんは必要か?
私は寅さんシリーズはなぜか未見。
懐かしの面々が顔を揃えてる中、寅さんの存在感が抜群で、明るく光り輝いて見える。昔は良かったなあ、という懐古趣味になりかねないけど。でも、寅さんいなかったら、完全に辛気臭いホームドラマだ。寅さんなんだら、もっと笑いが欲しかった。寅さんファンには違う印象持つと思います。でも吉岡さんは名演技!
50年間(25年間)の集大成(コラージュ)
私は桑田佳祐がキライではなく、むしろ尊敬さえする立場だが、今回の作品に桑田さんの唄はいらなかったように思う。たしかに、エンディングで本物の渥美節が流れてくると、この甘いような優しいような歌い方だよなあとより感傷は深まる仕掛けにはなっている。
始まるとき、もしかしたら今までの世界観を打ち壊すような物語が始まる予感もしたが、そんなことはなく、むしろ、とことん昔を懐かしむだけの物語だった。
唯一、寅さん的でない世界として、国連難民高等弁務官事務所で働くイズミの仕事ぶりが紹介されていたのは印象的だった。
こんな時寅さんがいてくれたら
満男君より少し歳上ですが、「ぼくの伯父さん」から満男君の立場でずっと観ていました。なので私にとっての寅さんはいつも振られてばっかりの情けない寅さんではなく、勉強は何のためにするのか、人は何のために生きるのかを適切な言葉で教えてくれた頼れる人生の先輩でした。
今回満男君目線で描かれた寅さんをやるということで、私の中ではすでに勝手にストーリーができあがっていました。思っていた通りでもあったしそうではなかったところもあり。桑田佳祐さんの歌はどうかなぁ。ラストはやはり凧揚げの場面で終わって欲しかったなぁとか色々。でもほとんどが想像していた通りの展開で安心して観ることができました。もちろん涙を流しながら。
しばらく寅さんロスになりそうです。
最後の満男君の涙が山田監督自身の寅さんとの決別を表しているのかなぁと思うとまた泣けてくるのです。
風天
山田洋次は死んだと思っていた。
この10年、口を開けば昔は良かった昔は良かったと曰うばかり、時代錯誤の作品ばかりだ。
本作もそういうお話だ。
相も変わらず現代劇はつまらない。
だが、下らない理由の喧嘩や、ごちゃごちゃに絡まった人間関係の儚さを知っている方なら、この血の通いが伝わる筈だ。
世代の問題では無い。
ただ、核家族で育った方には伝わらないだろう。
そして、この様な映画はもう二度と無い。
だが、風に向かって呼ぶ名を知っている。
男はつらいよ お帰り 寅さん
あの主題歌を聞くだけで胸がいっぱいに。
なぜですかね。
高校時代はバカにしてました。
男はつらいよだって、誰が見るもんか。
しかし、その後、一回見てみると、心にしみて、はまってしまいました。
心のキビって言うのでしょうか。山田監督の凄さですね。
心を温かくしてくれるのは他にないです。
日本一の映画です。
寅さん、満男も泉ちゃんもあなたに肩を並べました。
今年の一本目はこれに決めていた。
もう戻れない懐かしい昭和の正月を過ごしてみたくて…。
上映が終わった。映画館を出ると令和の時が流れている。
僕も大人になったんだ。
あのころ、実家のテレビではしょっちゅう寅さんの映画が流れていた。
寅さんの恋にドキドキし、旅先の風景に日本の美しさを学んだ。
作品は僕の血肉になり、だけど他にもいろんなことがあって今がある。
ラストシーン、満男の涙がわかる気がした。
寅さんが帰らなくなって20年。
満男も泉ちゃんも、しっかり寅さんに肩を並べている。立派な大人になった。
大切な人はいない。
でも、こうして人の営みは続いていくのだろう。いてもいなくても大切な人だから。
吉岡秀隆、すごいな…。
後藤久美子、すごく素敵な人になった。
みどころ、ほんとにあげたらキリがない。
ラストシーンはニューシネマパラダイスかと思った。
素晴らしい傑作だと思う。
幸せな時間を過ごさせてもらいました。
ありがとう
昔の映像を詰め込んだ、渥美清を懐かしむ映画かなと思ったら…。
良い意味で裏切られました。
正月に寅さんを見ることができて、本当にうれしいです。ありがとうございます。
作品全体からは、時の流れを感じました。
倍賞千恵子がむっちゃおばあちゃんになってる。
自分と同世代の吉岡秀隆も、渋い役柄になってる。
でも過去映像よりも、現在の物語がしっかりと作り込まれていて、とてもよかった。
泉との別れのシーンはたまらないものがありましたし、池脇千鶴の存在感もよかった。
でもね、寅さんがいないと、人情味は残ってるんだけど、痛快さがないのよね。
そこは求めるべきではないのかもしれないね。
正月は寅さんだね
正月は寅さんを見て過ごすなんて久しぶりというか 初めてのことだ。
穏やかな気持ちで寅さんを見ることが出来たのは正月だからかな。
タイトル通り お帰り と言いたくなるし ただいま とも言いたくなる。
この映画をみて思う事は
現実でも寅さんみたいな人が少しぐらいは居て欲しいもの。
映画でも2代目寅さんが誕生しないのは 寅さんみたいな生き方は
許されない事だと思う。
だけど 寅さんが言っていることは心をうつし 涙する言葉もある
寅さんを見ると昨日までの事をリセットして本日を新たな気持ちでスタートできる
作品でもある。とても不思議な映画だ
これが山田洋二ワールドなのか?
2代目寅さんが誕生してくれると嬉しいな。
やっぱりいいねぇ。
あんまり難しいことは書けないけれど、やっぱり寅さんはいいねぇ〜。
この映画を観ていて、最近まで放送していた日テレのドラマ「俺の話は長い」は、もしかしたら寅さんの現代版だったんじゃないか?などと思ってしまいました。
やっぱり屁理屈が面白い。
そして、終盤に歴代のマドンナたちのシーンが流れてきますが、みんな綺麗だなぁ〜、女優ってすげえなぁ〜などと感心してしまいました。
笑って泣ける喜劇、演じる側も、創る側も尊敬します。
映画館内、おじさんおばさんばっかりだけど、中にはそのおじさんに連れられた中学生ぐらいの女の子がいたりして、上映中おじさんが小声で解説してました。普通ならうるせえなーと思うところですが、後半につれてその女の子も館内のおじさんおばさんと笑うタイミングが一緒になっていたので、少しは理解できてたみたいでほほえましかったです。
若い世代も熟年世代も、みんなで笑ってみんなで泣ける。
改めていい映画だと思いました。
命短し恋せよ乙女
「命短し恋せよ乙女」・・・。そんな気持ちになる映画でした。寅やのおいちゃん・おばちゃんはもう居ないし、現在の櫻やひろしもすっかり老けてたし、泉ちゃんも年を重ねていた。対して、現在と同じ色調で違和感なく挿入される、昔の櫻や泉ちゃんの輝くばかりに美しいこと。とどめは最後、歴代マドンナのフラッシュバック映像。皆、昭和を代表する女優さんの一番輝いている顔・しぐさが続き、ため息と懐かしくて涙が出てしまう。山田洋次監督は、「命短し恋せよ乙女」・・”一日一日を悔いのないように、一生懸命に生きてください”・・と言いたかったのではと思いました。
ただ、個人的には、車でみつおと移動中の泉ちゃんの横顔、母さんとの一件がある映画上の設定にせよ、まるで化粧っけもなく疲れた感じになりすぎてて、もう少し照明やらカメラアングルとか、配慮してもよいのかな・・と思いました(これも演出?)
不易流行
50作目が制作されると聴いて、上映される日をずっと楽しみにしてきた。
結論、50作目を制作していただきありがとう。50作目に至るまでの歴史を作って頂いた演者さんにも制作者さんにも、ロケに協力した人にも、人気を支えたお客さんにも皆に感謝と労いをしたい気持ちになった。
前情報を入れてから観に行ったが、自分もオープニングで桑田佳祐に歌唱を担当してもらったのは、やはり受け入れ難い。最後のスタッフロールで渥美清の歌唱を引き立たせたという好意的なご意見もあるが、やはり違和感しかない。
本編では、社長の娘のアケミが社長の娘らしく怒りっぽいという設定だったが、あれは怒りっぽいというより情緒不安定な女性としか思えない。くるまやがカフェになっていたが、何故にカフェに?お団子屋さんのままで良かったのでは?カフェにしたならば、相応の描写があるのかと思ったが、ただ三平ちゃんが蝶ネクタイをしていただけで。必然性が無いのでは?
と、批判的なものの指摘もしたが、変わっているからこそ…というものも。やはり劇的に変わったのは、満男と泉の職業。ここまで大幅に変わる必要が有ったのか?有ったと思う。泉は海外在住、家族もいる、仕事も国連というこれ迄の男はつらいよの世界観では出てこなかった突飛過ぎる、ガチガチのスケジュールに縛られる職業。(リリーさんをはじめ歌手とか他職業もスケジュールに縛られてはいるが)仕事はあるものの、フリーランスという自分で働く時間に自由が利く満男の作家業も泉との三日間では、どうしても必要があっただろう。
さくら夫妻の住むくるまやの奥、手すりがついて、いつも寅の座っていた位置には、ソファーが置いてあって。皆加齢に伴うものがあるのか?という描写。おいちゃんとおばちゃんの仏壇の写真。くるまや裏の印刷工場は無くなり、アパートになり。
リリーは、流浪から都内に店を構え。
時代と共に変わっていかねばならない事、時代は変わっても変わらないもの、変えてはいけないものという不易流行を観ていて感じた。
出演者、濱田マリは好きだ。だが、熱烈な満男ファンとして、あそこで出る必然性は有ったのか?もっと出演に必然性を感じなかったのは、落語家の二人。志らくとたま平。この二人は本当に作品の足しにもなっていない、今回のキャスティングにおける、大失敗と思う。何故に老人ホームで暮らす年寄りには自分の面白さが分かってもらえないと嘆く噺家を出さねばならなかったのか?老人ホームで働くちょっとうざい存在の職員は、たま平でなければいけなかったのか?そもそもその職員がいなくても、自然に居室まで案内する職員が一人いれば良かっただけのシーンなのに。個人的見解で、二人とも演者として、好意を感じていない、がしかし、こんな登場しなくてもどうでも良いシーンに出るのでは、二人の良さも出せず、二人も気の毒と感じざるを得ない。
満男は見映えはやはり変わったが、中身は変わってないなあ。さくら夫妻は、その変わった、老化が良かった。一作目の初々しい二人と今の老いた二人両方が同じ作品で楽しめるのは、良かった。さくらが眼鏡のせいか、少し亡くなったおばちゃんに見えたのは気のせいか。泉も私生活では両親の事で苦労をしていたものの、満男と恋をしていた可愛くて美しいあの頃と今の美しいけど、少し疲れ気味の両方がみられて良かった。
孫のユリも池脇千鶴演じる編集者も山田洋次監督が好きそうな、山田洋次作品ファンの好きそうな女優さんの登用だなぁと。可愛かった。
すまけいも関敬六も鬼籍に入り、出演は叶わないのは仕方無いが、存命している役者さんは出演して欲しかったなぁ。鈴木恵美子的役割を持つ人が居たのに、それは鈴木恵美子ではないし、元舎弟で今は堅気の登、秋野大作とかも別役で良いから出演して欲しかった、そして劇団ひとりにも。家族はつらいよには出ていたので、今作品にこそ、きっと!と思ったら…。出川哲朗も若手の頃のチョイ役からバッチリ映るチョイ役に抜擢されて自分は嬉しかったなぁ。
空港での満男と泉の別れのシーン。
全く違うようで、実は形は異なれど車寅次郎とマドンナとの別れの心象風景と被る。
チュッと音がするキス。観ている方も恥ずかしさと共に何とも言えない感情移入の出来る演出。ずっと好きだった、今でも好き。でも、今からではどうにも出来ないと。
そして、歴代のマドンナ達の美しさや魅力が回想…。
たくさん詰め込みたいところを、要所グッとおさえて盛り込んだ、ご苦労が感じられる作品!
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