劇場公開日 2019年2月1日

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「夢の中の殺人」赤い雪 Red Snow masaya ishiharaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0夢の中の殺人

2021年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私には定番でみる夢がいくつかある。その中の1つ、大学時代にささいなことから、殺人を犯してしまい、先輩の賃貸住宅の近くに遺体を埋めるが、何年かしてその場所が住宅地として開発され、重機が地面を掘り起こすのを、私が「あれなら見つからないかな」と通り過ぎるという内容。なぜ、どうやって誰を殺したのか、どう埋めたのか、は覚えておらず、埋めたこと、ずっと見つからなかった安心感、いつか見つかるかもという不安感の入り混じった何ともいえない感覚で目が覚め、「あれ?俺、本当に殺してないよな」。一瞬、記憶が曖昧なだけで「もしかしたら・・・」と思ってしまうくらい、現実との差が不明確な夢。
この映画はそんな感じの長瀬さんの記憶の映画。ただし、私の夢とは違って実際に起きた事件の記憶。最後、2人で船に乗るのは長瀬さんの強烈な自責の念のイメージ。実際には乗っていないか、もしくは1人で乗ったのか。そう感じました。

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