劇場公開日 2019年9月13日

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「コレが評価されてちゃ日本の政治もよくならんわな。」記憶にございません! さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5コレが評価されてちゃ日本の政治もよくならんわな。

2021年8月12日
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人生ワースト。
観客なめすぎ、政治なめすぎ、コメディなめすぎ。
でも面白いって言われてあまやかされちゃうんだからしかたないか。

そもそも記憶喪失ものは、記憶喪失前とその後のギャップが醍醐味なわけで、記憶喪失前を観客にまともに提示しないでホントに記憶にございませんって感じだから設定で笑いが起きそうなところつまりフリを全部捨ててるのといっしょ。

「コメディだから、リアリティーラインは気にしないで」って、意見もあるけど、記憶喪失ってシチュエーションでコメディ作るならある程度のリアリティーラインたもった方が絶対その面白さうまれるよね。
野党に言及されて、「記憶にございません」ってセリフ言うことでよけい叩かれるけど、本人は本当に記憶に無いってシーンをなぜ入れれないのだろう。

内容もめちゃくちゃ。特に「支持率なんか気にしないで」ってセリフが度々でてくるがとにかく不快。もちろん、増税等で国民に負担を強いる政策をうつ必要がありそれにより反感を買うケースもあるだろうが、基本的に政治家は国民に選ばれて初めてなれる職業で、国民が何を求めてるか国には何が必要かを考える仕事の癖に、それを無視することを奨めるってなめてんの?

耳たぶがノイズだとか、不倫の写真が不倫に見えないとか、アメリカンチェリーと佐藤錦の違いもわかんねぇのかとか、官房長官の退任の理由がおもんないとか、てめぇの不倫ふくめた悪行はおとがめなしかよとか、公民教えてなにになるんだとか、石ぶつけといて無実かよとか
山ほど言いたいことあるけどきりないわ。

せめて、
記憶喪失前の失態・悪行をちゃんと描いたうえで、記憶喪失後に元の自分に嫌悪し、最初に掲げてたマニュフェスト実現にむけて進むって話しつくって、現職の総理大臣試写会に呼んで、「観に覚えありますか?」って聞いて「記憶にございません」って言わせてくれ。

さいてょ