劇場公開日 2019年9月13日

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「宣伝倒れ。」記憶にございません! お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0宣伝倒れ。

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大金を掛けて宣伝をブチ込み続けた作品です。

その宣伝よりもなお面白ければ……と思って観に行ったわけですが、たとえば本物の米国大統領の訪日シーンを、日本人はみんな知っているだけに、まぁなんというか、映画の中の「チープ感&ニセモノ感」が半端ではなく、結局のところ、宣伝だけ見てれば充分な映画と思いました。

そんななか、中井サンも小池サンも安定した演技を楽しませてくれましたが、残念なことにダイコン役者ぶりが目についたのがディーン・フジオカ。
彼はすごい美男子で、ファンもさぞかし多いのだろうと思いましたが、セリフの多くが「セリフセリフ」していて、必死で「噛まないように頑張っている印象」ばかりが残りました。
一度、完全にセリフを消化して、自分の言葉としてセリフを発することができないものかと、もどかしく思え、この人がなにかを言うたびにシラケてしまうのです。
もはや演技以前の問題で、残念でなりませんでした。

もう一人、映像映りは抜群でもセリフがダイコンだったのが寺島某。
外観は存在感抜群の役者ですが、この年齢でこのキャリアで、こんなに下手で良いのかと残念でなりませんでした。

三谷監督って、人間関係において、馴れ合い感覚がすごく強い人なのではないのかな、という感触が強く印象つけられました。
もしも実際は違うなら、ごめんなさいなのですが。

お水汲み当番