劇場公開日 2018年12月22日

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「【君は無法地帯と化した70年代末のNY、マンハッタンに現れたジャン=ミシェル・バスキアを知っているか!”】」バスキア、10代最後のとき NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【君は無法地帯と化した70年代末のNY、マンハッタンに現れたジャン=ミシェル・バスキアを知っているか!”】

2022年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

ー このドキュメンタリー作品の監督は、あのサラ・ドライバーである。
  当然、ジム・ジャームッシュは雄弁に、バスキアがNYアンダーグラウンドカルチャーに与えた影響を熱く語っている。-

・ストリートアートの世界からスターとなった20世紀で最も重要な現代アーティストのひとりである、ジャン=ミシェル・バスキア。
 だが、彼は27歳でオーヴァードーズにより、早逝してしまった。

・破綻し、暴力にあふれた1970年代末のN.Y.には、18歳の彼の心を動かす何かがあった。

・今作では、名声を得る前のバスキアの生活を映し、彼を知る多くの関係者のインタビューを介して、上記を含め、天才誕生の秘密に迫ろうとしている。

<このドキュメンタリー作品は、面白くはあるのであるが、残念なのはジャン=ミシェル・バスキアの姿は頻繁に映像に出て来るし、当時のNYアンダーグラウンドカルチャーについて語る多くの人々のインタビューは面白かったのであるが、バスキア自身の言葉が一切、描かれないのである。
 彼自身がNYのストリートアートに注力していた時、何を考えていたのか。
 そして、アンディ・ウォーホルにインスピレーションを与えた際に、彼はどう思ったのか・・。
 彼自身の肉声が遺されていなかったのかもしれないが、そこが少し残念であった作品である。>

NOBU