この世界の(さらにいくつもの)片隅にのレビュー・感想・評価
全185件中、21~40件目を表示
すずさんの(さらにいくつもの)心情
Netflixで鑑賞。
原作は未読です。
遊郭で働くりんさんとのエピソードなどが追加されたことによって、すずさんの内面がさらに掘り下げられ、女としての葛藤や夫への複雑な想いなど、その心の襞が克明になりました。
すずさんの人間性がオリジナル版よりも奥深さを増し、彼女の存在が一層明確に立ち上がって来るようでした。
特に印象的だったのは、休暇で陸に上がった水原さんとすずさんが過ごした一夜の場面。オリジナル版とは全く違った意味合いを持つシーンになっていて、大人の男女の機微がより濃厚に漂うシーンに変貌しているなと思いました。
泣いてばかりじゃ塩分が勿体ない
個人評価:4.5
戦時下の人々が、今の人達と何ら変わらない心の動きや感情だったのが伝わってくる。
やはり大事な部分は通常版で全て描いているので、まとまっているのは通常版だが、ファンには長尺版の追加エピソードは嬉しいところ。
戦時下を描いたアニメや実写映画は多数あるが、未来に残す必要がある作品の一つだ。
コロナ騒動の今だから観るべき映画
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので
これからは「星のナターシャnova」
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============
前回、とても大きな話題となった本作。
前回はあっさりとしか描かれなかった
遊郭の
「リンさん」との絆が
もっと深く描かれていることで
より深く主人公「すずさん」の心の動きが
感じられる作品になっています。
戦前の地方都市のボ〜っとした女の子が
戦前らしく、周囲に言われるままに
知らない家に嫁に行き、何だかんだ気を使ったり
逆に気が付かなかったりしながら
夫や夫の家族や世間と触れ合う事で大人になって行く。
その年月の中に、
個人の力ではどうしようもない、
戦争の日々が音も立てずに忍び寄り
「こんな時だから仕方がない〜」と
流されてしまうことの恐ろしさ危うさが
前作よりもさらに強く伝わって来ました。
もう一度見たい方はもちろんですが
前回ブームに乗り遅れた方、気になってた方は
ぜひご覧下さいな〜
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
この文章を書いているのは2020年3月10日。
もっと早くレビューを書いておくべきでしたが
新型コロナウイルスによる様々な規制や中止
!
まるで、この映画の中の
国から庶民への
締め付けの始まりの様な空気感!
「こんな時だから仕方がない〜」
で、済ませては行けない!
国のすることをちゃんと見ていなければ〜
改めてそれを強く感じさせる作品でした!
@お勧めの鑑賞方法は?
この映画は損得や理屈じゃない!
国がどうやって庶民の自由を奪ってゆくのかの教科書として
庶民全員がどんな方法でもいから観ておくべき作品です。
冗長になってしまったのが残念。
前作(と言って良いのかはともかく)は良かった。
エピソードが足された事で説明不足が解消されたのは良かったが、冗長になってテンポが削がれた。映画という商品(←あえてこう言います)としては残念になってしまった。
漫画作品と映像作品では求められるものが違うのです。
戦争は人を変えてしまう。
ほんわかしている女性が、戦争によって変わるという内容。
映画の中で、女性は遠方の地に嫁ぐことになる。結婚してしばらく平凡に暮らしていたが、
姪を失い、自分の手を失い、故郷の父母は無事なのか、妹は?幼馴染は?
色んなことが起こり、女性は強くなる。
強くなるっていうか、強くならなきゃいけない状況というのか…
戦争ってやだね…
エピソードの追加により、焦点が変わった。
最初のバージョンは戦争の悲惨さのメッセージが色濃かったけど、こっちのバージョンでは、「すずさんの大人への成長」の色が濃くなった。
どちらも素晴らしく、両方を見比べのがオススメ!
フェアな姿勢を新味と評す。
何処か忙しい前作よりゆったり間がありテーマに適う語り口の本作に軍配。
姑小姑のイビリや嫁入りの不本意を恨み節で恩着せがましく語らず、戦時より死なぬ今の子の方が幸福で贅沢で楽勝だとは短絡的に語らないフェアな姿勢を新味と評す。
製作陣の前作での心残りを埋める作品
製作陣が作りたかったものが、前作の成功で達成できた感じ!?
それにしても昔の人達はたくましいし、強い!
当時の人にしてみれば今の人の悩みなど馬鹿らしく感じるだろう…。
戦争の怖さや大変さ、人生の大切さや幸福について、当時の人達の記録的な要素も含めて、若い人達に観てほしい作品。
恋敵として、だけではなく…
TBS日曜劇場版で最も普及した本作の為、今回既存の無印に追加された『白木リン』及び彼女に関するエピソードは、TBS版での解釈上【あくまでも北條周作との関係ありき】つまりは【すずさんの間接的な恋敵】としてのキャラクター設定を初見以下原作未読の人々に与えてしまっており、とても残念。
原作から入った人間には、北條すずにとっての白木リン、は(TBS版では無理矢理若く設定された隣組の女性が一応親友一歩手前くらいで配役されたりしましたが)夫を介した因縁をも超越した親友または心友として描かれており、そのために必要不可欠なシーンが今回追加された、と解釈しています。
このキャラクター設定での配役設定自体が、「周作の元カノ」とされるか?「すずさんが嫁いで以来の心友」とされるか?、ではかなりの見方の相違が出ます。今回の完全版ともいうべき作品が、『蛇足すぎる』『正直いらない』『恋愛話に手を加えた』などの微妙な評価はそのほとんどがリンの立場を「元カノ」と位置付けているためなので、もしもそういう方が再び本作を見返そうとするならば、「心友」として見て欲しいです。
立場「心友」として、前回泣く泣く「蔑ろ」にされてしまったエピソードが入り、今のまま以上に【北條すず】個人としての『色』が鮮やかになったと思います。
大人のドラマ性が増した
劇場でも観たし、NHKで地上波放送された時も観たし、なんだかんだ観ている「この世界の片隅に」(以下前作)。
今作は水島哲の教室鉛筆騒動や、りん等の交流シーン追加により、すずと繋がったきっかけや、前作に登場する人物の意味がより具体的になり、大人のドラマ性が増していた。
絵好きのすずの魅力が更に発揮。
私的に前作が淡々過ぎただけに、こちらの作品の方が好きではあるが、この少し大人びたアニメは好かれ方が少し変わってしまうのではなかろうか。
前作を「一般版」、今作を「少し大人版」と考えてしまう【この世界の片隅に】
こちらが追加ありの完全版とかでは無く、2バージョンあると考えていいと思う。
この世界の片隅にの完全版
この世界の(さらにいくつもの)片隅には最初にやったこの世界の片隅にと内容はほぼ同じです。ただ違う所はリンの話を入れただけのものです。といっても前作に比べたらリンとすずの話がかなり詳しくなってます。まぁ簡単に言えばリンの話を追加したこの世界の片隅にの完全版といってもいいでしょうか。前作のこの世界の片隅にが好きでもう一度見るつもりで見るのなら楽しめるかと思います。
みな、つよい
この作品は永遠に後世に語り継がれて欲しい。
すずさんは、強いな。
いや、あの時代の人たちは、みな、つよい。
それが、戦争のせいだから悲しい。
それでも、強くて暖かくて優しくて、前に進もうとする日本人の気持ちは忘れちゃいけない。
そして、そんな理不尽な強さにを持たなくてはいけない戦争は絶対におこなってはいけない。
美しくもありながら、おぞましい
今更ながら鑑賞。
前作のレビューは書いていないので、混じえながらレビューを書かせていただきます。
非常に良い。
アニメだが、アニメとは思わせない迫力と感動がある。
近年だとこの世界の片隅に、ジョジョ・ラビット、Fukushima50などのような映画は語り継ぐべき映画だと思う。
ストーリーは言うまでもないだろう。
笑いと共に戦争の恐ろしさを実感させられる素晴らしい作品。
主人公であるすずは、いっつもぼーっとしていて素直でそして優しい人。かなり抜けてて頼りないが、愛しく守りたくなるそんな不思議な人物。
そいでいて描く絵がホントに美しい。額縁に入れて家に飾りたい。
そんなすずと夫のお姉さんの会話は面白い。
クスッと笑わされる。だが、後半になっていくにつれ二人の会話が悲しくなるというか、考えさせられる。
もちろん、すずと夫の周作も良い。
戦時中の"愛"はこんなものだったのか。
とてもお似合いでございます。
個人的には、周作のお父さんが好き。
戦争に立ち向かい、家族を守って、常に笑顔。
こんな人になりたいな。いいお父さん
何度観ても、亡くなってしまう爆弾のシーンは恐ろしい。それが来る5分前から鳥肌が止まらなかった。
これこそが戦争の怖さ。
前作から追加なので、前作を見る必要はありません。
欠点はこれです。前作まるっきりからプラスなので、長い長い。中だるみとか飽きるとかそんなのじゃないけど、流石に168分は疲れちゃう。
今回はすずとりんの話が追加されている。
桜とすずとりん。美の骨頂である。
より深くすずのことを知れて、さらに楽しく面白く悲しく仕上がっている。新しい作品かのように。
たまたまTHXでしたが、これがまたホントに良かった。心をえぐられた。
言葉では表せれないほど良い映画。
戦争映画じゃないよ。コメディ映画だよ。
いや、コメディ時々戦争映画だよ。
追加分により、更に深みが増して素晴らしかった。
・最初のバージョンを初公開時に観て以来たったのでほぼ初見のように観られて良かった。もっと水原と恋人っぽかった気がしたけど、違ってた。ラストの右手で手を振る映像で泣いたけどまた泣いた。
・追加分の女郎さんとのエピソードが凄く良かった。周作に、関してほぼ印象がなかったのが、今回で好きになった。リンさんと周作とは昔出会っていたのかが、空想と混ざって見えていまいちわからなかったけど、新たに3人のキャラクターに感情移入できるようになり、素晴らしかった。そして切なかった。
・すずさんの明るい性格とのんの声が合ってて和んだ。
・リンさんの登場ですずさんがより人間味のある印象になって良かった。
コロナ騒動の今だから観るべき映画
前回、とても大きな話題となった本作。
前回はあっさりとしか描かれなかった
遊郭の
「リンさん」との絆が
もっと深く描かれていることで
より深く主人公「すずさん」の心の動きが
感じられる作品になっています。
戦前の地方都市のボ〜っとした女の子が
戦前らしく、周囲に言われるままに
知らない家に嫁に行き、何だかんだ気を使ったり
逆に気が付かなかったりしながら
夫や夫の家族や世間と触れ合う事で大人になって行く。
その年月の中に、
個人の力ではどうしようもない、
戦争の日々が音も立てずに忍び寄り
「こんな時だから仕方がない〜」と
流されてしまうことの恐ろしさ危うさが
前作よりもさらに強く伝わって来ました。
もう一度見たい方はもちろんですが
前回ブームに乗り遅れた方、気になってた方は
ぜひご覧下さいな〜
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
この文章を書いているのは2020年3月10日。
もっと早くレビューを書いておくべきでしたが
新型コロナウイルスによる様々な規制や中止
!
まるで、この映画の中の
国から庶民への
締め付けの始まりの様な空気感!
「こんな時だから仕方がない〜」
で、済ませては行けない!
国のすることをちゃんと見ていなければ〜
改めてそれを強く感じさせる作品でした!
@お勧めの鑑賞方法は?
この映画は損得や理屈じゃない!
国がどうやって庶民の自由を奪ってゆくのかの教科書として
庶民全員がどんな方法でもいから観ておくべき作品です。
前回のやつを見たとき、うん?ってところがあったけどこれを見てあれっ...
前回のやつを見たとき、うん?ってところがあったけどこれを見てあれってそーゆうことかみたいになるところがありました。
声優さんがいいですね。
すずちゃんみたいに強く優しくなりたいです。
戦争映画でもどこか心が温かくなります。
全185件中、21~40件目を表示