劇場公開日 2019年11月1日

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「すれ違い…コント。」マチネの終わりに 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0すれ違い…コント。

2020年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

美しい映像と音楽で
しっとりさせてくれるけど、
ガキの私にはアンジャッシュのすれ違いコント!
しかも壮大!と思ってしまった。

チャップリンの寄りで見たら悲劇も俯瞰で見たら喜劇
と言う言葉も頭を巡って、コントに見えてしまった。

大人は感動するのだろうな。
本当に愛した人と結ばれずにヤキモキするのだろうな。
だけど私には、
伊勢谷友介の気持ちが分かるし、
早苗はひどいやつだし、
しかも結婚するんかい!と思っちゃったし、
大人の恋愛が分からなかった。

正直自分には
福山雅治も石田ゆり子もどうでも良くて、
早苗が気になって仕方なかった。
どう言う四年を過ごしたのだろう?
悪いやつだけど辛かったろうな…と
なので「薪野が全て」と言う言葉にはズシンと来た。
結婚も略奪したかったわけでなく、
薪野のためにやってた事を薪野が勝手に惚れてくれた、
薪野が子どもを欲したから生んだ。
ずっと受動的に生きてきたのだと思うと
一番愛すべきキャラなんじゃないだろうかと
思いました。
早苗を誰か抱きしめてやって下さい。

奥嶋ひろまさ