劇場公開日 2019年11月1日

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「大人にもラブロマンスが必要だ!!」マチネの終わりに 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大人にもラブロマンスが必要だ!!

2019年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

原作未読です〜
今や絶滅危惧種のラヴロマンス〜〜

アラフィフになったとは言え、やっぱ福山さんは福山さん
それなりにカッコいい!!
石田ゆり子さん、私は正直、それ程、
上手い役者さんとは思ってないですが
今作ではいい感じで頑張ってました。
フランス語、私は解らないけどそれらしく聞こえました。

何と言っても予告編のように福山さんに
「洋子さんが死んだら、僕も死ぬよ〜」なんて言われたら
そりゃあジーンとするよね〜

結婚年齢が高くなって、再婚も増えた今時、
40代50代でも運命の恋に出会う可能性がある時代。
ましてや現実社会が殺伐としているので
せめて大人にもラブロマンス映画で現実逃避は絶対必要だ!!

パリやニューヨークのシーンも美しくて見応えありました。
作中に流れるギターの音色もとても美しい〜

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

お話は昔から悲恋ものにありがちなすれ違いもの。
携帯電話が発達して昔ながらのすれ違いなんか
もう成り立たないと思っていたら
携帯電話に依存し過ぎて、逆にその手があったか(笑)

そして、予告編での掴みが
テロ事件を取材するジャーナリストと
世界的に活躍するギタリスト!
なにかテロ事件に巻き込まれて悲劇に〜〜
まるで今年の夏に公開された「世界の果ての鼓動」
みたいな展開?と思いきや〜〜

あれれ〜えらく古典的な〜
ひっくり返せば普遍的な話だった!なんだよ!!(笑)

でも、それはそれで日本人的な思いの深さを感じる。
誰かの不幸を下敷きにしたままでは、
自分だけ幸せには、なれないのかもしれない。

ラストの福山さんの表情が〜
やっぱ惚れるやろ〜〜〜(笑)

@お勧めの鑑賞方法は?
映画館か、もしくは自室で一人でワインを飲みながら
静かに観たいな〜。

星のナターシャ