劇場公開日 2019年6月7日

「地球に生まれた全ての命の物語」海獣の子供 藤井隆行さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0地球に生まれた全ての命の物語

2019年6月23日
iPhoneアプリから投稿

幸せ

ラジオでたまたま勧めていたのを思い出し、視聴した。作品を作るのにすごく時間がかかったと言っていたのでどんな感じかな、と思っていたら開始数分でそれはわかった。職員室のシーンがあるのだが、そこの埃を再現していたからだ。

作品全体としては、物語前半は夏休みを控えた女学生が父の勤め先の水族館で不思議な男の子に出会い、そこから海の素晴らしさなどを知り、成長していく話。中盤くらいから頭で理解しようとすると難しく感じたので全体的にニュアンスを感じるようにして観るようにしていた。終盤になると思った通り、命とは何か、という大きなテーマに繋がってきたので大人の自分としてはついていくのが大変だった。というか、途中で諦めた。

子どもの頃に読んだ絵本の中にも何となく面白かった、けど覚えていない作品がたくさんある。この作品もあとから振り返った時にそんな感じになると思う。でも、なんとなくそれでいい感じがした。劇中に出てくる隕石を僕らも身体の中に持っていて、命が生まれるように何かの拍子に時折思い出して味わえたら…。

酷評zero