SANJU サンジュ

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SANJU サンジュ

解説

インドの国民的スターとして、「サンジュ」の愛称で親しまる実在の俳優サンジャイ・ダットの栄光と没落、ジェットコースターのごとき激動の人生を描いた実録映画。大ヒット映画「きっと、うまくいく」「PK」のラージクマール・ヒラーニ監督がメガホンをとり、「PK」「若さは向こう見ず」のランビール・カプールが主演を務めた。父は名監督、母は大女優という映画界のサラブレッドとして生まれたサンジャイ・ダットは、25歳で主演デビューを飾ると大ヒットを連発し、瞬く間にトップスターへとのぼり詰めていく。しかし、その重圧からドラッグに溺れ、さらには母親の死や恋人との別れ、銃の不法所持による逮捕、果てはテロ関与の冤罪など、次々と悲劇や試練に見舞われる。スター街道から転落し、刑務所暮らしになったサンジャイだったが、やがて不屈の闘志を燃やし、再起へ向けて立ち上がる。

2018年製作/159分/PG12/インド
原題:Sanju
配給:ツイン
劇場公開日:2019年6月15日

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(C)Copyright RH Films LLP, 2018

映画レビュー

4.0破天荒スターVSメディアの実話がベース

2019年6月30日
PCから投稿

悲しい

楽しい

知的

『きっと、うまくいく』『PK』のラージクマール・ヒラーニ監督が、ただヤンチャセレブの破天荒伝を描くだけではないだろうと思っていたが、今回はヒラーニ監督のメディア批判という側面が強くあって、娯楽の中に現代社会批評を入れ込む作風にはいささかも揺らがない。

しごく真っ当かつ真面目なテーマを描きつつ、出番が少ないながらマニーシャ・コイララが母ナルギスを演じたシーンなどメロドラマの盛り上がりは素晴らしい。『PK』でも輝きまくっていたアヌシュカ・シャルマもはまり役。

とはいえ、主演のランビール・カプールの演技と、時代時代を演じ分けるための体形の変化はちょっと異常事態であり、インド映画の「映画はここまでしないといけない」というハードルは上がりまくっていると感じた。個人的にはヒラーニ監督の演出は常に食い足りない部分があるのだが、今回もこちらの小さな不満を超えてくるようなパワーが宿っていると思うし、ボリウッド映画史の一面を垣間見る楽しみも大きかった。

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村山章

2.0インドスケールの「若気の至り」

2024年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

インドのスター俳優であるサンジャイ・ダットの半生の物語。常人には到底体験できないであろう、豪快すぎるエピソードがてんこ盛りだ。

薬物中毒も女性遍歴も、桁外れのスケール。「やんちゃ」と言うにはちょっと大胆すぎるハジケっぷりである。
まぁ、コドモだったんだろうね。
お父さんに隠れてタバコ吸ったりしてるシーンなんか、完全に「若気の至り」だもの。

世間知らずのボンボン二世俳優からお金を巻き上げようとする、悪いヤツに唆されて豪快に転落した感じ。
生来の頑強な肉体が無茶を成立させてしまった感ある。

サンジャイをよく知っていたら、こだわりの特殊メイクや往年の名作再現シーンをもっと楽しめたかもしれない。
DVDの特典映像に「特殊メイクが出来上がるまで」の苦労話があって、製作陣の並々ならぬ努力と挑戦を知ることが出来る。
でも、いかんせん観てるこっちがサンジャイの事あんまり知らないもんだから、似てるのか似てないのかすらわからん!

知ってたらもっと楽しめたのかな、と思うと同時に勝新太郎さんの事を思い出した。
昭和の日本の芸能界も、一般人には到底理解不能な、破天荒な人がいたよなぁ。
今となっては不倫が発覚しようものなら集中砲火を浴び、ドラッグ問題では過去の作品すら葬り去られ、演技や芸術性よりも「清く正しい」事に価値がある現代日本芸能界にはない、スターその人への憧れと「しょーもないけど愛してる」というぬるい愛情を感じる。

実際のところ、前半の「若気の至り」パートがもうちょっと短くて、後半のカムレーシュやお父さんとのエピソードが長かったら、評価はもっと良かったと思う。
結局私も「若気の至り」より「親子愛」や「友情」みたいな「清く美しい」ものが好きなのかもしれない。

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つとみ

3.5云わせておけばいいじゃん

2021年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公の父は映画監督で、主人公は親の七光りで映画俳優をしている。
悪い奴と付き合い、麻薬にハマってしまう。
母親がガンになり、アメリカでの治療に付き添う。
そこで親友と出会う。
テーマはメディアなんて信じちゃいけないけど、言いたい奴には云わせておけばいいよ、世間なんてそんなもの。

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いやよセブン

4.5インド映画の凄み!

2021年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

一昔前ならインド映画は歌って踊るだけ、とのイメージしかなかったが、ここ最近はとにかく素晴らしい。

もちろん歌や踊りもあるが、もはや感覚がマヒしたのか、インド寄りになったのかw逆に心地よかったりもするw

どこまでが脚色かはわからないが、ストーリーの時系列や最後の回収まで鮮やかであり、観ていて長さをあまり感じなかった。

根底にある家族や友人の愛が非常に心に訴えかけてきた、色々と生まれた境遇(主人公は恵まれているが、、)やドン底から這い上がる時も側にいる誰かの支えが本当に力になるんだと痛感した一品でした。

地味に演技も素晴らしいし、これからもインド映画に対する期待値が上がっている。

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ポップコーン男
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