劇場公開日 2019年8月30日

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「ヒッピーどもよ、タヒね!という痛快なメッセージ。爽やかな映画。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド PatrickViewingさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ヒッピーどもよ、タヒね!という痛快なメッセージ。爽やかな映画。

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ヘルタースケルターや、ガンズのヴォーカル、アクセルローズが着てたTシャツ、
マリリンモンローとチャールズマンソンの合成であるマリリンマンソンなど、
「チャールズマンソン」
の名前や顔は、60年代以降のロックでよく出てくる、
キーワード
のようなもの。
...
ぶっちゃけて簡潔に説明するならば、映画撮影用の牧場に「たむろ」
してたヒッピーたちのボス、
麻原彰晃のような存在だったのが「チャールズマンソン」
部下や手下が勝手にやった犯行だ、と言い訳し続けて獄中で死んだらしいけど、
ミュージシャン志望で、音源も聴こうと思えば聴けるらしい。
...
60年代以降のヒッピーと呼ばれる若者たち、
そいつらがシャロンテートを殺害したんだけど、
この映画では、「そういう事実」を真っ向から否定して復讐する。
とにかく痛快だ。
タランティーノは、ヒッピーが嫌いなんだろうなぁ〜。
最後まで生き残ったシャロンテートと、その彼氏はロマンポランスキーではなく、
スティーブマックイーンなどのヘアスタイルのスタイリスト、
ハリウッドでのカリスマ美容師みたいな存在だったのであろう。
「史実では」シャロンテート殺害時に、ロマンポランスキーは監督として映画の撮影で、
フランスだかどっかにいて。ハリウッドの家にはいなかったらしい。
ナスターシャキンスキー主演の「テス」だとか、ブラピがヒッピー少女をクルマに乗せて、
ヒッピー少女に何回も「年齢はいくつだ?」「未成年じゃないよね?」
と確かめてるのは、ロマンポランスキーが少女買春で何度か逮捕されてる史実を暗示してる。
...
とにかく、ヒッピーどもは悪役として、勧善懲悪として描かれてて、
見てて痛快。

PatrickViewing