劇場公開日 2019年5月31日

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「「バカで何が悪い。」珠玉の音楽達が彩る、不思議なロードムービー!!」さよならくちびる 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「バカで何が悪い。」珠玉の音楽達が彩る、不思議なロードムービー!!

2019年6月26日
PCから投稿

悲しい

単純

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:ハル・レオ・シマ、3人それぞれの葛藤が等身大で描かれ、観る人それぞれに共感出来る部分がありそう。珠玉の音楽達も見どころの1つ。
否:どうしても同じようなシーンが続くので、退屈してしまいそう。暴力シーンもあり。

 音楽の才能に溢れながらも、真っ直ぐすぎるハルと、いつも粗暴な男についていってはボロボロになってしまう、不安定なレオ。そしてそんな2人の間で悪戦苦闘し、ハルへの想いとレオからの想いに葛藤しながらも、ハルレオの最後のツアーのために奔走するシマ。そんな三者三様の人間模様と恋模様が淡々と描かれていくのが印象的です。
 それから何と言っても、秦基博さんとあいみょんさんが手がける音楽は、本当にステキで耳に残ります。それを聴くためだけにでも、観たい映画です。
 淡々とした展開にはどうしても好き嫌いは分かれそうですが、一風変わったロードムービーを是非堪能してみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド