劇場公開日 2018年8月4日

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「中年ダメ男と都合のいい女の恋愛物語」どうしようもない恋の唄 たかすぃ☆さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中年ダメ男と都合のいい女の恋愛物語

2018年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

「この官能文庫がすごい!」2010年大賞を受賞した官能小説が原作

原作は未読なためストーリーも分からぬまま8/4の公開初日から劇場に足を運ぶ。死に場所を求めてとある下町に降り立ったダメ男の矢代は、その街の場末のソープ嬢ヒナと出会う。そこからともに暮らしていくことになり、隣に暮らす大蔵とレイコや様々な人物、出来事に遭遇していくという話。

ソープ嬢という職業の設定と性描写で濡れ場はあるがR-18+ではソフトで控えめと行った感じ。暴力描写もあるものの、そこまで激しいものではない。

矢代という中年ダメ男になりきったカトウシンスケさんやこれが映画デビューのヒナ役の藤崎里菜さんの迫真の演技も良かったと思う。

また、榊英雄さんやヒナの先輩役の佐々木心音さんも気になりました。

実際にソープ嬢ってこんな感じなのか私はわかりませんが、この映画を撮るにあたって、ヒナ役の藤崎里菜さんはソープ嬢から講習を受けたそうで、その努力が劇中にも現れていると思う。

私のようなダメ男が見ると、共感できたり感情移入できるかもしれませんが、それ以外の人が見るとそうとは限らないかもしれません。

それでも、中年に夢や希望のようなものを与えてくれる作品でもあった感じがします。実際にこんな事が起こることはないと思うけど…。

藤崎里菜さんの今後の期待を込めてこの評価にしました。

たかすぃ☆