劇場公開日 2018年9月7日

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「きっとどこかに、理解者はいる」500ページの夢の束 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5きっとどこかに、理解者はいる

2020年1月5日
iPhoneアプリから投稿

いつも同じ行動を繰り返すことで、日々を過ごしているウエンディ。
熱心に脚本を書いていたことで、日曜は郵便局の集荷がなく・祝日は配達がないことに気づき。
「持っていかなくちゃ」とロスまで行こうと行動するところ。
もしかして歩いていくの?と思いきや。

ちゃんと人に聞いてバスにも乗ったし。なんだ大丈夫じゃん!と思ったら。
次から次へと降りかかる災難。
お金もなくなり、騒音をカットするiPodもない。
おまけに交通事故。
「もう誰か助けてよ〜」って、ハラハラドキドキ。

でも途中で、ちゃんとウエンディのことを理解してくれる人もいて。
なかでもウエンディを見つけた警察官。
ウエンディのカバンを見て、スタートレックネタで話しかけるところ。
「ああ、わかってくれたウエンディのこと!」と思わずうるっときました。
スタトレ偉大なり。

無理と人が言うことでも。
一つのことに熱心ならば、きっと道はどこかで開いている。
それがなんであれ。

ソーシャルワーカーの先生の言葉「スターウオーズのカーク船長って?」。
これで「ちゃいますがな」と突っ込める方なら。
さほど全編に渡るスタトレネタも、大丈夫です(私も3作見ただけでした)。

ちょい役でしたが、ドラマER・ウイーバー先生(ローラ・イネス)が出てたのも嬉しかったです。

ゆき@おうちの中の人