七つの会議のレビュー・感想・評価
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フィクションなのによくある話で驚きや感動に欠ける
不正を暴く映画という意味で、伊丹十三監督のマルサの女やスーパーの女の足元にも及ばない映画。
7つの習慣など【7つの】てつけたら売れると思ったのでょうか?
映画では二回しか会議してませんが。
日本人経営者のマインドとして普通なので「だから?」と思ってしまった。
サラリーマンしてたことありますが、自社にそういうことがあっても部内の飲み会のつまみになるのようなしょうもない話だと思いました。
そんな程度の不正では大ごとにならない。
でも、映画中に寝なかったので評価2にしました。
あと最後の会社解体後のシーンは実話だったら面白いが、フィクションであれやられると厳しい。
不正がなくならないのは、消費者が「安くて良い商品」を求めるから。
これは矛盾しているから歪みができ不正となる。
「高くて良い商品やサービス」を買うようにしましょうね。
ベテラン俳優陣の演技バトル!
原作未読。
面白かった!!!!!
始まってから持続する緊張感、俳優陣の殺気立った演技にハラハラドキドキ。
一種の清涼剤のようなドーナツのエピソードものちのち活きてきつつ、通常、一般人にとっては「いつもの環境」をドラマチックに非日常に描いているのが面白かった!!!!
予告編から「気合入ってるな…!面白そう!」と思わせつつ、その期待を超える形で提示してくれた作品。
もう一回観たい!
※個人の印象ですが、レビューを見ていると批判であっても質の高い?コメントが多いので、やはりそれだけ力強い作品なんだなと感じた。
※甘いものが得意ではないのに不思議とドーナツが食べたくなってしまいました(笑)
大和撫子これにあり
朝倉あきがいい。大らかで包み込むような、稀有な雰囲気を持っている。特に声がいい。幅があって落ち着いていて、上滑りしない。やまとことばに相応しい声である。本作品のナレーションにぴったりで、安心して物語に入り込むことができた。
ストーリーは予告編から想像していた通りだったが、何が起きているのかわからない企業の闇を探っていくのが、朝倉あき演じる寿退社予定のOL浜本優衣なのだ。その一方で野村萬斎の主人公八角民夫は、ぐうたらしているようで実は問題の本質に迫っているという、なかなかに日本人好みの人物設定である。
社内不倫やドーナツの試験販売など、サブストーリーも鏤めながら、飽きさせないペースで大団円に向かっていく。ワクワクする感じもあるが、どうせ日本の組織は根本から腐っているという失望感もある。
しかし主人公は諦めない。そして浜本優衣も決して放り出さない。大和魂は政治家が捏造した大義名分のひとつに過ぎないが、大和撫子は確かに存在する。最後まで朝倉あきの爽やかさに癒やされた作品で、大和撫子これにあり、だ。
出演者が凄い
今の社会風潮が反映されている。
実際に今までもありそうな内容だが、実社会においては企業のコンプライアンスが重要視されてきた近年はこのような闇的な問題は減っているように感じる。
これからは企業もシステム化、データ化が進んで汚職や個人だけの欲で企業を動かして行くのは難しくなってくる中、平成最後の映画として良かったと思う。
出てきた役者が皆濃く、通常こんなに感情さらけ出して仕事しないかな?とも思いますが、なかなか良かったです。
昔あったドラマのハゲタカに近いかも!
重厚な人間ドラマでした。
萬斎さんのファンで、今作も見に行きました。池井戸作品はテレビドラマでハマり、半沢直樹も陸王も下町ロケットも見ており、そこへ萬斎さんがどんなハマり方をするのかと楽しみにしておりましたが、予想以上にハマっていてびっくりしました。
過去の現代物で、不自然に感じた独特の演技が、今作ではまわりの個性的なキャラクターに負けない個性となって違和感なく感じました。皆さん見事な存在感を放っておられ、役者同士のぶつかり合いが素晴らしく見応えあります。
ストーリーは申し分なく、重厚な人間ドラマで、普通にお仕事されている方なら、誰もが非常に考えさえられるお話しで、最後の萬斎さんの一人語りは、この映画が観客へ問い掛けたい全ての想いだったと思います。
世の中で、会社という場所で働く全ての方に見て頂きたい作品です。
TBSドラマの延長戦
豪華キャストで、まるでTBSのドラマの様だったが、見応え十分。
日本社会における営業を実写化した様な作品だが、終盤が非現実的。
偉い人は罰せられないのが、日本の会社。
気になるのは大企業なのに、議論の内容がかなり小さい。コストが月90万程度で話題に上がるのは、まずない。もっと大きい話題をテーマに不正として欲しいと感じた。
池井戸作品実写化のど真ん中
豪華なキャスト、勧善懲悪、怒鳴りあいの三拍子そろった、「半沢直樹」から続く池井戸作品実写化のど真ん中。
メリハリの利いた展開で、途中で飽きることなく最後まで見ることができた良作だった。
2時間強の映画に収めるために仕方ないことながら、原作と比べるとストーリーが単純化されていたり、キャラクターが集約されていたりしていたのが残念。そのせいで、会議が7つあった?となってしまったので、★4.5.
実写邦画にしては良作
端的な感想だと、前半はミッチー、後半は萬斎のPV。勿論、良い意味で。
テンポ良く話が転がるので、観ていて退屈しない。
キャストも豪華で、一寸した顔出しだけで勿体無い人もチラホラ。
ただ、純粋なハッピーエンドではないので観終わったとき爽快感は薄い。
実社会に勝るエンタメはない
企業物の中では、ありそうだなあ、というしがらみはよくわかった。
上に行く人ほど馬鹿だな、ということもよくわかった。
成績を上げるには努力なんかでできるもんじゃないのは会社務めしているとよくわかる。
野村萬斎を使ったのは良かったんじゃないだろうか。歌舞伎っぽい話し方も、ある意味はみ出し者っぽい区分けと捉えれば面白味がある。
ただ企業物は実社会におけるほど、おもしろいネタはない。
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