ピース・ニッポンのレビュー・感想・評価

見終わってからの満足度が高かった、久々のヒット作品でした。

最近は、高い料金を払って映画館でみなくても良かったと後悔する映画が多く、少し映画熱が冷めつつありましたが、やはりいい作品は大きなスクリーンでみたいなと思いました。

自然の美しさのピークを捉えた圧倒的な映像美の素晴らしさは言うまでもありませんが、花火の中に入り込んだような錯覚を覚えたりと今まで見たことのない独特な角度から新たな日本の素晴らしさを捉えていたのも終始楽しめた要因かなと思います。
こういった映像を学校教材として若い方も気軽にみれたら「勉強」としてではなく、より肉になる知識や感性として身につくのにと個人的には感じましたが、どうでしょう。

ただ、他の方も言っていますが、自分の好みの場面はもうすこし長く見たかったなと感じたので−0.5です。

美しい日本の風景がとにかく素晴らしい。ただやはりもっと見ていたいと思うとすぐ次の映像に切り替わってしまうのが残念でした。これは映画で時間の制限があるので仕方ないですが…
もうひとつ残念なのは音楽。素晴らしい風景に音楽は必要ないと思います。なぜこの風景にこの音楽なのかというものが非常に多かった。映像の素晴らしさが音楽で台無しになっていると感じました。選曲もですが、音が大きすぎて興ざめ。もったいないです。この風景に日本のポップスを合わせる感覚が私には理解できなかった。美しい風景を見てそこに何を感じるかはその人それぞれであって、それを邪魔していると思います。

神道や歴史を通して日本の素晴らしいところを描くドキュメンタリー的な映画です。
これははっきりと好き嫌いが分かれる映画だと思います。おそらく左翼的な考えをお持ちの方はきっと合わないと思います。
他の方も書かれている通りBGMがちょっとうるさいですかね。確かにもうちょっと控えめなほうがほうが良かったと思います。

芸術を愛するすべての人に見て、感じて、体感して欲しい作品。
ファーストシーン。目を飛び越えて入り込んでくる、雪の白と日本の朱色。
繊細で透明感のある色、果てしなく壮大で包み込まれる。世界は広いなんてたまに口走るけど、日本も果てしなく広い！

日本全国の有名な場所の最高に綺麗な瞬間を収めた作品です。

それぞれの場所が、最も美しく輝く、その時節、その時間。そして経験したことのないの極致、と称しても決して過言ではないでしょう。
その華麗にして荘厳な様は、見るものの心を奪います。感動しました。ぜひご覧ください。

日本中をあちこち旅してみたが、やはり美しいと感じる感性には共通なものがあるようだ。日本の風景は素晴らしい。大切にしたいと思う気持ちに共感する。選択も大変なご苦労だとおもうが、伝えつくせぬ思いもあるだろう。膨大な資料と、編集作業時間だ。後世に残る大切な映像に、拍手を贈りたい。

エンドロールでの、ふるさとは一緒に歌っている人が多かった
八年も撮影して四年も編集したとは、写したすべてを作品にしたかっただろうなー

写真展も品川であるとのこと。こちらもいってみようと思います

桜もお城も、世界遺産も、そして富士山みるとホッとするのは、日本人なのだろうな

試写会で観ましたが、昨今、内容に乏しく意外性を表現する映像作品が多い中、このようなスケールと純粋な感動を追求した作品は貴重な存在です。是非多くの若い世代にも観て欲しいものです。