劇場公開日 2019年3月22日

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「自分たちを敵として憎み排除しようとする存在が身近に暮らしているという恐怖は、日本に住んでいるとなかなか実感できない。」ブラック・クランズマン かやはさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自分たちを敵として憎み排除しようとする存在が身近に暮らしているという恐怖は、日本に住んでいるとなかなか実感できない。

2020年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

差別とはある種の幻想を自分の中で固定化し世界を歪んだ目線で見ることなんだと思う。
特定のカテゴリに属する人のせいで自分が不利益を被っているという単純化された認識。
得意げに黒人の特徴について語るKKK代表の滑稽さは正直笑ってしまいそうになるが、
同時にその程度の認識で他者に攻撃性を持つという事実は恐ろしい。
現実の光景が映るラストシーンはかなり衝撃的だった。
現状を省みても、まだまだ解決には至らない問題だ。

かやは