劇場公開日 2019年2月22日

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「彩の国生まれとして観なければならなかったのに、DVDが今でも品薄で...」翔んで埼玉 かんりにんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5彩の国生まれとして観なければならなかったのに、DVDが今でも品薄で...

2020年3月17日
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彩の国生まれとして観なければならなかったのに、DVDが今でも品薄で遅くなっちゃって、ごめんなさいたま。セットはCGといかにも作り物、画面はどぎつく、演技は劇団調、、、なのになぜか見続けてしまう。小ネタ/脚本/キャストが一体となって観客を釘付けにする舞台のようなアホらしさと力強さがある。特に、現代家族のプチドラマと劇場型革命ファンタジーを交互に挟む二段構成にしたのが本当にうまい。日本アカデミー賞の監督/脚本/編集3部門独占も納得。さりげない山田うどんの風景が埼玉っぽい→ちなみにロヂャースも健在です。ラスト解説にあるように、全国さいたま化が進んで住みやすくなった今だからこそ、県民も千葉都民も自虐感なく楽しめる。タイミングって大事。それにしても、ダサいたま言う人がいない時代がくるとは、さすがくにちゃん、先見の明があるなぁ。

かんりにん