劇場公開日 2019年1月18日

  • 予告編を見る

「うん」チワワちゃん トマトマ子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0うん

2021年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「友達がバラバラ死体になって見つかる」という衝撃的な出来事があったからこそまた集まっただけで、本当は誰も悲しくない。なんとなく一緒につるんでた程度の友達が死んだぐらいで、偲ぶために集まろうってなったり、泣いたりすること自体がもうすでに偽善的で上辺だけ。

お金や暇があって調子いいときは集まって楽しんで仲間ウェーイ↑ってなるのに、仲間内のカップルが別れたりメンバー内の序列が変わったり、ちょっとしたことであっけなく集まらなくなる。

若者の孤独や寂しさ。若いんだから何でもできるし何者にでもなれると思っていたのに現実にぶつかってしまったときのやるせなさ。嫉妬したり嘘ついたり傷ついたりしても何も無いフリして、そこまで仲良くもないのになんとなくつるんでしまうかんじ。

特に女の子同士の上辺っぽさが良かったかなあ。1番泣いていたユミちゃんが実は結構えげつない仕打ちをチワワにしていたりとか。好きな人を盗られたミキがチワワの死に1番影響されていたりとか。

死に方があえてバラバラ死体なのは、自殺ではないよって強調するための意図なのかな。メンヘラだから自殺と思われてもおかしくなさそうやし。おそらく最後の方につるんでたヤのつく職業の人に消されたんだろうなあ

ケロケロケロッピ