劇場公開日 2019年1月11日

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「AKIRAのスキンヘッドはちょっとびっくり」この道 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5AKIRAのスキンヘッドはちょっとびっくり

2021年9月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

幸せ

映画館では2019年1月28日ユナイテッドシネマ宮城大河原にて鑑賞
それ以来2度目の鑑賞

北原白秋は当時から高名な詩人歌人でありながら近所の人妻に手を出して姦通罪で逮捕されるようなダメな人
鈴木三重吉の仲介によって北原白秋と山田耕作の運命的な出会い
与謝野夫妻石川啄木高村光太郎萩原朔太郎室生犀星大手拓次菊池寛が登場
彼らの名前を見ると自分が国語を学んだ10代だった頃を思い出す

北原白秋三度目の妻菊子を演じた貫地谷しほりの芝居が良かった
北原と山田が初対面で喧嘩になったときに睨みつけた場面が良かった
仕事が無くなっていく白秋に対して母として息子娘のために抗議する場面も良かった

関東大震災があった
大東亜戦争があった
童謡を作っていた2人が時代に流され軍歌も作るようになった
北原白秋といえば『独逸青少年歓迎の歌』
山田耕作といえば『なんだ空襲』
家族を養うため仕方がなくかもしれないし本人ノリノリだったかもしれない
サヨクはとてもちっぽけなことでしつこく彼らを批判するだろうが今の感覚で裁くなんてあまりにもナンセンス

エンディングテーマはEXILE繋がりでATSUSHIが歌う『この道』
癒された

野川新栄