パラレルワールド・ラブストーリーのレビュー・感想・評価
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ミステリーよりも人間ドラマ
予告で使われている謎解きミステリー。
それ以上に人間ドラマが濃い。身勝手な若者達が恋や嫉妬、立場が逆転する事で狂っていくざまは同情しにくい部分もあるが、想像ではなく演者達が命を吹き込んだことにより原作より登場人物に感情移入できて映画版もありかなと。
ラストは映画オリジナルだが、原作でモヤモヤしてた私にはいいANSERでした。
aとbの世界を行き来する所では画面を真っ黒にしてカットをかけたりしてないので、原作の様に目まぐるしくどちらの世界か分からないように進む演出は巧みでした。フィルムで撮ってるのもシークレットサイトを読む事で、とても映画らしいと感じた。
二度見たくなる...
冒頭での電車のシーンの“これからロマンチックな恋が始まるようなワクワクした世界観”とその後の“緊迫した世界観”とのギャップが良かった、
どっちの世界なのか分かりにくいというレビューもあったが分からないからこそ自分で推理しながら答えに辿り着く面白みがある。
原作を読んでいなくても充分理解出来たし気づいたら必死に考えながら見入っていた。
登場人物の誰にも感情移入できなかったがそれがまた良いのかも。人間誰しも自己中で醜い心を持っている...嫉妬、孤独、後悔。
これを見て現実から逃げ出さずに頑張ろうと思えた。
パンフレットも合わせて読むとさらにこの作品の世界観に浸れるし時系列も整理できてより面白い!
脳内フル回転
東野圭吾さんの小説は、最後が慌ただしく展開するパターンが多い。この話はただでさえパラレルワールド、その上、ラストの急展開で、おバカな私は何度読んでも、なぜ、パラレルワールドができてしまったのか、理解できていなかった。
映画では、後半の展開にゆとりを持っていて、解説を加えながらの流れ。あー、そういう事か、と理解。
その後、本を読むと、あちこちにヒントが散りばめられている。
映画と原作、両方を順に読みながら、頭フル回転で堪能できる作品だと思う。
あと、ミステリーのイメージでこの映画を観に行くのは良くない。どちらかというと、ヒューマニズム? 人の心情や弱さ、儚さ、切なさ…。そういうものを感じた。
引き込まれる映画でした
始まってからすぐ引き込まれる映画で
あっという間に108分でした。
切なくなるシーンが印象的でした。
映像化が難しいという作品の中玉森裕太さんはとことん主人公になりきって演じていました。
2回は観たい映画です。
映像化成功
東野圭吾の原作を読んだことがあって気になっていたので鑑賞。原作をかなり上手く映像化できていたため、すんなり話が入ってきたし混乱することもなく最後まで楽しめた。馬鹿には難しくて理解できない可能性あり。だがしかし、吉岡里帆は綺麗でも可愛くもないから原作の麻由子のイメージとは到底かけ離れていて設定に無理を感じたので減点。原作のイメージではもっと綺麗な女だと思っていたし、顔の残念さを補えるほどの演技力も華もない完全にキャスティングミス。そこだけが残念だった。染谷将太は智彦のイメージにピッタリでこれ以上しっくりくる役者はいないんじゃないかと思った。玉森裕太は崇史のイメージには合ってない気がしていたが、演技が上手かったので違和感なく観られた。全体的によくできた映画だったが、監督だか制作陣の意図でやってるんであろう映像の汚さは引っかかった。ただ作品として面白かったし総評は高得点。
パラレルワールド・ラブストーリー
映像化が難しいとされていた東野圭吾さんの作品だったので原作を読みました。
これを108分で、まとめるのか?ラストはどうなるのか?と思いましたが、一雫さんの脚本は原作と異なる所も有りましたが、とても分かりやすいストーリーでした。
また、デジタルとフィルムを使い分けての映像も2つの世界がより分かりやすかったです。
キャストの皆さんがはまり役で、特にアイドルの玉森さんがキラキラオーラを消し、体当たりで演技に望んだ事が伝わってきました。
誰の視点から見るのかで、感想も違ってくる映画なので、また見に行こうと思っています。
人間の本質とは何か人を愛するとは
パラレルワールドラブストーリー
時空の歪み、その世界に奔走する主人公。今まで信じていた者全てが自分の記憶という確かな時間がことごとく崩れていく恐怖。
そこには確かに狂おしい程の愛情が存在する愛するとは何か。何度も見て頭を悩ませて欲しいです。その価値が確かにこの映画にはあります。全てのチームが素晴らしい。
ザ・東野圭吾という映画
東野圭吾らしい作品。
原作を読んでいない人は、何の前情報も取り込まずに観てみてほしい。
手法や監督の意図は2回目以降に気にして観ると面白いのかもしれない。
主要な役どころの若手3人の演技は自然で違和感もなく、惹きこまれた。
特に表情と目の奥の感情表現が良かった。
玉森裕太は今回は主役としてだったが、湊かなえ作品のリバースではミステリアスな友人役として凄くいい演技をしていたので期待して観たが、期待以上の演技だった。
染谷将太も主役をはる俳優だが、主役ではない親友の智彦役というとても重要なキャラクターをうまく演じていた。
玉森・染谷に共通して言えることだが、まわりを活かす演技をできる俳優は案外すくない。セリフまわしも奇妙だったり大仰だったりする若手俳優が多いなか、この2人は真面目で誠実な俳優だと感じた。
ヒロインの吉岡里帆はドラマなどではあまりいい演技だと感じたことはなかったが、本映画ではいつものわざとらしさ、あざとらしさがあまりなく、自然でよかった。
もったいないなと思ったのは、玉森・染谷は容姿端麗なので、もっと美しく映像として撮ってもよかったのではないか?という点。
アイドルらしさ・華美さを消し、作品第一に考えたのかもしれないが、主人公は容姿端麗のモテる男性ということだったので、かっこよく、美しく映してもよかったと思った。
(智彦はモテない設定なので難しいかもしれないが)
総括としては、東野圭吾の作品全般に言えることだが、気持ちが悪いというか複雑な感情というか、「東野圭吾っぽい」としか表現しようがないのだが、それが観たくてわざわざ映画館にまで観に行っているので満足した。
ラブストーリーよりはサスペンスホラーぼい❗
星🌟🌟🌟 思ったよりはちょっと難しくて重い作品でした❗準主役のような染谷将太が悲しい役を明るく演じていてちょっと涙をそそられましたが正直玉森くんも吉岡里帆もちょっと役が難し過ぎて肩の荷が重そうでした❗もうちょっと場慣れした中堅の松坂桃李あたりがやった方が良かったような気がします❗染谷将太が良かっただけにちょっと残念です❗
静かなミステリー
原作を読んでから見た。原作通りに描かれてると思う。登場人物も少なくワッと驚くとゆう事も無いが見てる側を混乱させる映像だった。誰が誰を思って行動してるかを考えながら見るととっても切ないラブストーリーだなと思った。
超大作とか豪華出演者とか無理やり感動させる方向に持ってく映画とか苦手なのでこの映画は自分には丁度よかったかな。見た後に誰かとあれはどうゆう事だと思う?って話し合いたくなった。
読後感の再現という試み
東野圭吾さんの作品が好きなので見てきました。こちらの監督さんが、目指したのは「読後感の再現」と言われてたのを目にしていたので、どんなもんかなと思っていたのですが、なるほどね!っとなりました。好きな本ってストーリーわかってても何回も読むじゃないですか?読み終わった後すぐに戻って読んだりとか、見終わった後同じ感じになりました。私は1度目は主人公の崇史を追って見たので、次回は麻由子をしっかり追って見ようと思ってます。主役の玉森裕太さん吉岡里帆さん染谷将太さんが演技してる感がなくって、そのまま登場人物の生活を覗き見してるような感じにさせられます。イケメンが混乱憔悴していく様もなかなか良いですよ。オススメです。
静かな緊張感が張り詰める
原作の後半を敢えて読まずに鑑賞。前半は本と同じくわかりにくく、混乱したが中盤から後半にかけて真実がわかっていく過程の静かな緊張感がとても良かった。派手な展開はないけれど、3人の演技に集中し気持ちを共感しながら最後まで観れた。映画館の大きなスクリーンと音響で観る静かな緊張感は独特な世界で、観た後にかなり疲れたがそれだけ引き込まれたとも言えると思う。智彦がしたことやラストシーンなど人それぞれに解釈が違うと思うので、観た後に誰かと話したくなる映画だと思う。宇多田ヒカルの主題歌も映画の世界観や雰囲気に合っていて最後がとても良い。
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