劇場公開日 2019年9月20日

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「ほっこりする伊坂節ストリー」アイネクライネナハトムジーク marukoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ほっこりする伊坂節ストリー

2019年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

物語の舞台は仙台。
伊坂幸太郎の原作ではもうおなじみですね。
地元出身としては、映画化でオール仙台ロケしてくれることは、景色を見ているだけでも嬉しくなってしまいます♪今泉監督に感謝!

物語は、様々な境遇の登場人物が送る恋模様、家族愛、成長を描いています。
原作では、次第に彼らの物語が互いに繋がっていたことが分かる流れになっていて、その繋がり具合が小説ならではのさり気なさと物語同士の良い距離感、意外性が好きなのですが、映画化、120分の枠を考えると少々キツキツに詰まった感はありますね。
さり気ない繋がりと、それが最終的に全部つながった時の「スッキリ・嬉しさ・驚き・なるほど感」が薄まってしまい、原作の魅力は少し削れてしまっているのではと感じましたが、それでも上手く1本の映画としてまとまっていたと思います。

全体のストーリーをまとめるうえで、三浦春馬の演技がよかったですね。
良い意味で普通の人を演じていて、けれど、とても自然な笑顔と間の取り方が素敵でした!

全体を通して、良い映画みたなぁと思える映画です。
映画にどう出会うかではなく、見終わって
「観てよかったわぁ~。選んだ自分、よくやった」って思える映画だと思いますw

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maruko