劇場公開日 2018年8月31日 PROMOTION

  • 予告編を見る

判決、ふたつの希望 : 特集

2018年8月27日更新

《あなたの“正義”を問う》この夏、映画好きを満たす“真の良作”は本作
“ご近所トラブル”が国家規模の大裁判に! “この事件”あなたにも起こる!
[見応え&感動]“史上初”アカデミー賞候補選出 支持者続出の人間ドラマ

アカデミー賞外国語映画賞に、レバノン映画として初めてノミネートされた力作
アカデミー賞外国語映画賞に、レバノン映画として初めてノミネートされた力作

見た目が派手な夏の大作も良いが、しっかりと心を満足させてくれる良作に出合いたい――。そんな映画ファンにぴったりな一作が、8月31日に公開される。第90回アカデミー賞外国語映画賞にレバノン史上初めてノミネートされた「判決、ふたつの希望」だ。どこにでもあるような一般人同士の小競り合いが裁判に発展し、やがて国をも動かしていくさまをサスペンスフル&エモーショナルに描いた注目の人間ドラマ。見る者の“心”のみならず“価値観”も揺さぶる骨太な良作を、堪能していただきたい。


【他人事じゃない】 いつ誰の身に起きてもおかしくないささいなトラブル
「あなただったらどんな行動をとる?」本作は──今まさに見るべき作品

ごく平凡な市民たちが、小さな口論からいがみ合い、法廷で争うまでに……一体なぜ?
ごく平凡な市民たちが、小さな口論からいがみ合い、法廷で争うまでに……一体なぜ?

「自分も“主人公”になっていたかもしれない……」、徹底した本作のリアリティは、見る者にそんな戦慄を抱かせる。小さなアパートに暮らす男と、そこにやってきた工事の現場監督。ささいな“水漏れ”が呼び込んだ2人の口論は暴力沙汰へと変わり、国を巻き込む大裁判へともつれ込んでいく。誰にでも起こりうる“始まり”から、事が雪だるま式に膨れ上がり、やがて驚きの“結末”を迎えるまで――。これは、遠い異国の他人事ではない。見る者に突き刺さる、私たち自身の“あるかもしれない”物語なのだ。

妻とささやかな生活を送っていたトニーだったが、ある日穏やかな幸せは終わりを告げる
妻とささやかな生活を送っていたトニーだったが、ある日穏やかな幸せは終わりを告げる

自宅で休んでいるときに来客が現れ、不遜(ふそん)な態度をとったら、あなたはどう感じるだろうか? 事件の発端は、私たちの誰もが経験しうるような小さなご近所トラブル。ごく普通の市民トニー(アデル・カラム)は、自宅をいきなり訪問し、「ベランダの排水を確認したい」と言う作業員を拒否する。だが……

ただの不寛容が、積み重なって大事になっていく――そんな経験は、誰しもにあるはずだ
ただの不寛容が、積み重なって大事になっていく――そんな経験は、誰しもにあるはずだ

一生懸命、仕事にいそしむ日常に突如、見ず知らずの他人から悪意を向けられたらどうする? 実直な現場監督ヤーセル(カメル・エル・バシャ)は、工事現場であるアパートに暮らすトニーに、いきなり水をかけられたばかりか、せっかく取り付けた排水管まで破壊されてしまう。そして……。あなただったら、ヤーセルと同じ行動をとってしまうだろうか?

周囲の言葉に耳を貸さず、互いを傷つけあうトニーとヤーセル。なぜそこまでするのか?
周囲の言葉に耳を貸さず、互いを傷つけあうトニーとヤーセル。なぜそこまでするのか?

口論の結果ヤーセルに殴られ、入院するほどの怪我を負ったトニー。怒りが収まらない彼は、ヤーセルと裁判で争う決断をする――。ヤーセルも一切謝罪せず、2人は徹底抗戦! 「自分がもし同じ目にあったら、きっと同じことをするに違いない」、そう思わされてしまうだけの“説得力”が、本作には充満している!

2人の衝突は巨大なうねりとなり、民衆や政治家を巻き込んで予想も付かない事態に変化
2人の衝突は巨大なうねりとなり、民衆や政治家を巻き込んで予想も付かない事態に変化

ご近所トラブルや街中での衝突で、往々にして論争になる「謝れ」「謝らない」問題。「自分こそが被害者」と感じるトニーとヤーセルは絶対に謝ろうとせず、事態は泥沼化……。なぜそこまで衝突するのか? 憎みあってしまうのか? 映画を最後まで見れば、その“答え”をきっと見つけられるはずだ。


“良質”な《法廷サスペンス》が“良質”な《人間ドラマ》に変わっていく──
二転三転する【衝撃】と、次々に明かされる【新事実】、最後に待つのは?

新たな事実が次々と発生し、見る者の“予想”を裏切り続ける――。裁判のゆくえは?
新たな事実が次々と発生し、見る者の“予想”を裏切り続ける――。裁判のゆくえは?

リアルな物語“だけ”ではないのが、本作の大きな魅力。法廷サスペンスとしても、一級品の輝きを放っている。なぜ赤の他人であるトニーとヤーセルは、ここまで反目するのか? どうしてこの裁判は、衆目を集めることになったのか? 2人が隠していた衝撃的な過去とは? 次々に新事実が判明し、互いの形勢が二転三転するスリリングかつ巧みなストーリー構成が、見る者の興味をけん引する。争いの果てに下された「判決」とは――。鑑賞後、予想し得なかった感動が、あなたの心に去来するだろう。

生真面目に生きていたヤーセル(写真右)はなぜ、トニーに暴力を振るってしまったのか?
生真面目に生きていたヤーセル(写真右)はなぜ、トニーに暴力を振るってしまったのか?

そもそもトニーがヤーセルを訴えたのは、暴言を吐かれ、暴力を振るわれたことだけが原因だったのか? 何か“事情”があったのではないか? 鑑賞中に浮かぶであろう疑問は、驚くべき形で明らかになる! なぜトニーは裁判にまでなるほどの怒りを抱えていたのか? 隠された真実があらわになるとき、見る者の心の中にも複雑な思いが駆けめぐるはずだ。

ヤーセルとトニー、2人をサポートする弁護士たちには、ある秘密が隠されていた――
ヤーセルとトニー、2人をサポートする弁護士たちには、ある秘密が隠されていた――

再三謝罪を求めるトニーを、頑としてはねつけ続けるヤーセル。その結果、裁判に強制参加させられ、生活までもが脅かされていく……。ただ一言謝罪すれば済む問題にもかかわらず、どうしてヤーセルはかたくなに謝ろうとしないのか? その思いの“重さ”を知ったとき、事件は新たな様相を見せ始める――。

2人の裁判は国民の関心ごととなり、デモ隊までが登場――その“理由”とは、一体?
2人の裁判は国民の関心ごととなり、デモ隊までが登場――その“理由”とは、一体?

2人の裁判はなぜかマスコミから注目されたばかりか、裁判を発端に、民衆がトニー派とヤーセル派に分かれて抗議運動を起こし、両者間の暴動にまで発展!? トニーとヤーセルの家族にまで危険が及びかねない事態に。一体なぜ、群集やマスコミはこの裁判を“他人事化”せず、かたずをのんで見守るのか? そこには、知れば納得の“ある事実”が存在した!

強気な戦法で攻め立てる老かいな弁護士が、物語をかき回し裁判の行方を予測不能にする
強気な戦法で攻め立てる老かいな弁護士が、物語をかき回し裁判の行方を予測不能にする

観客を驚かせるのは、とある場面で暴かれる弁護士たちの“秘密”。その要素が火に油を注ぐ結果となり、裁判はますます荒れ、注目度も加速していく――。彼らの存在が、依頼人であるトニーとヤーセルにどう影響を与えていくのか? 壮絶な物語のゆくえを、劇場でしっかりと見届けていただきたい。

どうして訴えたのか? 謝らないのか? 憎みあうのか? 疑問の“答え”が、衝撃的!
どうして訴えたのか? 謝らないのか? 憎みあうのか? 疑問の“答え”が、衝撃的!

裁判も佳境にさしかかったとき、事件を根底から揺るがしかねないトニーとヤーセルの“ある過去”が発覚! 観衆はどよめき、裁判官は混乱。たった2人のトラブルが、国中が「見届けなければならない」一大事へと変わっていく――。そのシーンを境に、2人の衝突がまるで違うものに見えてくるに違いない!


「ダニエル・ブレイク」「女は二度決断する」「タクシー運転手」の衝撃再び
映画のプロ・著名人たちが震えた、本作が照らす“希望の光”

世界中の人々の心をわしづかみにした「今こそ見るべき映画」、本作も、それらに加わる一作だ
世界中の人々の心をわしづかみにした「今こそ見るべき映画」、本作も、それらに加わる一作だ

2016年、カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた「わたしは、ダニエル・ブレイク」、続く17年に同映画祭で主演女優賞を受賞した「女は二度決断する」、アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表に選出された「タクシー運転手 約束は海を越えて」――。人々の心を動かした衝撃的な力作に、新たな一作が加わった。前出のアカデミー賞“史上初”の候補選出、さらにはベネチア国際映画祭で最優秀男優賞も受賞した本作は、特別な作品だけが宿す“荘厳な光”にあふれている。その圧倒的な“作品力”に、映画のプロ・識者・著名人もうならされ、力強いメッセージを発信! 彼らに続くのは、あなた――。

画像16

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

「判決、ふたつの希望」の作品トップへ