劇場公開日 2018年8月31日

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「ご近所トラブルが社会問題へ。民族の多様性が持つ難しさ。」判決、ふたつの希望 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ご近所トラブルが社会問題へ。民族の多様性が持つ難しさ。

2018年9月27日
PCから投稿

悲しい

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:民族の多様性が持つ歴史の悲惨さや難しさを正面から取り上げ、身近なテーマから訴えかける内容に、思わず考えさせられる。
否:中東の歴史に対する知識や関心がないと、関係性がよく分からず退屈してしまいそう。

 超個人的には、
「つまらない意地張らないで、さっさと謝っちゃえばイイのに・・・」
って思ってしまいましたが、それはきっと私が日本人だからなんでしょうね。
 些細なきっかけで起きたトニーとヤーセルのトラブル。お互いがお互いの民族の誇りに固執するあまり、次第に収まりがつかなくなり、やがて本人達の預かり知らぬところで、国中をも揺るがす大騒動へと発展していってしまう様子に、人間が帰属する「民族」というアイデンティティの難しい関係性を痛感させられます。
 中東の歴史の知識が全くないと、やや観ていて退屈かも知れませんが、決して看過出来ない難しい問題を正面から扱った作品ですので、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド