劇場公開日 2019年2月1日

  • 予告編を見る

「開始5分で察した」雪の華 ドーナツさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5開始5分で察した

2019年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

中条あやみさんがただのイッちゃってる女になっていたのが残念。
そもそもストーリーの軸である「100万円あげるから恋人になってください」に無理がありすぎた。
仮に100万円無いと明日から路頭に迷うとして、見ず知らずの異性から「困ってるんですよね?このお金あげるから恋人になってください」なんて言われたらもう事件。
懇願ぶりが必死で軽く恐怖を覚える。そこはせめて虚勢でいいから高飛車女演じていれば幾らかマシだったのでは。
美雪が友達1人もいないんだろうという描写はリアルだと思った。
いつもオドオドしててひったくられた荷物取り返してもらってもお礼も言えない、彼をたまたま見かけストーキングの末職場特定、彼の妹は格下認定したのか上から接する、本気でイライラしてくるほどの陰っぷりは見事だった。
出会い方、契約中の接し方どこを見てもなぜ悠輔が美雪を本当に好きになったのかが理解できない。どこに惚れるポイントあった?
あと、先輩は悠輔へ、悠輔は美雪へお金を返そうとするそぶりが全く見られないのもいかがなものかと思った。
事業をやっていて100万円程度すぐに用意できないのはいかがなものか。
銀行や消費者金融で借りる方法は無かったのか。先輩の方に頼れる身内は?
そういうのが全て駄目で八方ふさがりの状態だったのだとしたら、もう潔く店を畳んだ方がいい経営状態なのではないのか。
今100万円で乗り切ったとしてこの調子じゃまた苦しくなるのが目に見えている。
そんな状態だったなら返済は厳しいかもしれないが、理由も言わずにいきなり札束を持ってきた後輩に対して、1万円ずつでも返さねばとは思わないものか。
悠輔の方も硝子で生計が建てられているとは到底思えないし硝子吹いてる暇あったらコンビニでも警備員でもして返済する姿勢見せたら?と思った。
美雪はいらないと言い張ると思うから最終的に受け取ってもらえなくても、いくらそういう契約でも、返そうとする意志を微塵も見せなかったのがすごい。
美雪の父親がいつの間にかいなくなっていたが、死別なのだとしたら母親は夫にも娘にも先立たれるのかと自分で想像した時が一番泣けた。
中条あやみさんの笑顔が可愛かったし登坂広臣さんはかっこよかった。

ドーナツ