劇場公開日 2018年11月9日

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「残酷でリアルで完璧な映画」生きてるだけで、愛。 aiueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5残酷でリアルで完璧な映画

2021年5月9日
iPhoneアプリから投稿

「あたし、皆んなに見抜かれちゃうんだよね〜やっぱり」
「あ、一瞬いけるかもって、思ったんだよね」
「なんで、こんな生きてるだけで疲れるのかなぁ」
「私はさ私とは一生別れられないんだよね」

要所要所でリアルで繊細な気持ちが現れていて、胸が痛みました。趣里さんの演技力が尚更そうさせてます。

綺麗事じゃなく、人の心の奥深い闇をナチュラルに表現した映画。
きっとわかる人にしかわからない感情だと思うけど、こんなにも自然に完璧に表現できることに感動です。

世の中にはあのカフェの人達のように心の優しい人がたくさんいます。あの人達の接し方はこの上なく素晴らしい。大切にしたい、頑張りたい、、でもわかってもらえない。うまくいかない、うまくできない。なんで?
壊したくなる。
本当にリアルで残酷です。

でも悪いところばかりじゃない。一見感情の起伏が激しくて生活が乱れててやばいやつ、だけど走り出していく姿は力強くて美しかった。
誰もがそういう美しい部分、個性があるというのを表現されているように感じました。

文章力もなく、素人の感想ですが、自分の感情を残して置きたくてレビューしました。そうしたかった、映画です。

aiue