劇場公開日 2019年12月13日

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「活動弁士」カツベン! M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0活動弁士

2020年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

萌える

ストーリーは大正4年から始まる。
私達の大好きな映画がまだ「活動写真」と呼ばれ、無声映画だったころ。
大衆の娯楽だった活動写真は、映像だけではなく、その映像に合わせてセリフやナレーションや物語の説明をしていく"活動弁士"という人達がいて観客を楽しませていた。

今の世にも、言葉を生業にする職業がたくさんある。
パッと思いつくところでアナウンサー、ラジオDJ、漫才師などなど。どの職業も、やはりセンスがある人が魅力的で、話の内容も面白い。

この活弁という仕事も、センスがモノを言う。

成田凌くん演じる國定。
人の物真似だけかと思いきや、自身のセンスが良いおかげであっという間に人気者。國定以外の活弁も、それはそれは皆さん魅力的でしたね。相当練習を積んだようですが、なかなか、あの喋りを現代人にやれといっても簡単にできるとは思えません。高良健吾さんの茂木のちょっと調子に乗った曲者活弁も、永瀬正敏さんの山岡も、それぞれに味のある熱演ぶりでした。

成田凌くん、痩せてておしゃれで、優男〜って思ってたけど、本作品で印象が変わりました。とっても骨太‼️この役はどうやって決まったのか❓オーディション?なになに?
きっとこの役やりたかったー!!って俳優さん他にもたくさんいそう。

周防監督の作品はまだあまり見たことが無いのですが、この作品を見る限り、映画が好きでたまらないのが伝わります。それから、キャストの選び方も好きです。
竹野内くんが舌を巻きながら喋る刑事なんて最高でした。その他、脇を固める俳優陣の素晴らしいこと。
キャストもストーリーもテンポもとても良かったですね。

大正時代の日本という島国に、日本独自のエンタメを楽しむ手法があったということに驚き、そして嬉しく思います。またいつか、生でカツベンを見てみたいと願ってしまいます。

M hobby