劇場公開日 2020年12月4日

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「【”愛されたいの・・、と10年前と同じ制服姿でミユキはあの島の海岸で、僕に言った・・” 幻想優美な、愛する人を忘れられない若き女性の幽霊譚。真綿で首をゆっくり絞められるような映画です。】」海の底からモナムール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”愛されたいの・・、と10年前と同じ制服姿でミユキはあの島の海岸で、僕に言った・・” 幻想優美な、愛する人を忘れられない若き女性の幽霊譚。真綿で首をゆっくり絞められるような映画です。】

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

■感想<Caution‼ 内容に思いっきり、触れています。>

 ・物語の構成はシンプルである。

 高校生時代、地味だった女子高生ミユキ(清水くるみ)が想いを寄せていたタクマ(桐山蓮)に想いを告げるも、想いは伝わらず、同級生達に揶揄われ、島の崖から身を投げる。
 10年後の夏、タクマと同級生だったマツ(前野朋哉)は二人の彼女、カオリ(三津谷葉子)とトモヨ(杉野希妃:又、映画作ってくれませんか?)を連れ、島に戻り、”あの海岸”でキャンプをするが・・。

 ・ミユキを且つて苛めた同級生のリカは、”あの海で"溺死し、タクマの恋人、カオリも夜な夜なミユキに生き血を吸われ、弱って行く・・。
ー ストローで鼻から血を吸われるのは、嫌だなあ・・。ー

 ・且つて、ミユキを苛めていた事をタクマに告白するマツも・・。

 ◆今作は、アメリカの多くのホラー映画のような、スプラッター映画ではない。
  ミユキの姿は、10年前の高校生の制服姿のままであるのだが、じわりじわりと恐怖が忍び寄って来る・・。
 フランス人のロラン・ジル監督は、小泉八雲の「怪談」をイメージしていたのではないか・・。

<幻想優美な、哀しき女子高生の、愛する人を忘れられない幽霊譚。>

<2021年3月28日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU
Bacchusさんのコメント
2021年3月28日

見境なく手を出してますからねw
確か、初日か二日目、舞台挨拶付きで観賞しましたが、空席が多かった気がします。

Bacchus