劇場公開日 2018年10月20日

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「男だというのなら、ぜひ。」ザ・アウトロー ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0男だというのなら、ぜひ。

2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

原題は、「Den of Thieves(強盗の巣窟)」で映画の内容を
表している良いタイトルです。
邦題は、「ザ・アウトロー」で曖昧な感じがします。

神経を集中して観る映画です。
伏線はきっちり回収されるので、すっきりします。
しかし、集中力が切れるとストーリーに付いていけず、
分からなくなってしまいます。
米国での興行成績が良く、続編も決定しています。

銃撃戦が激しいので、銃撃シーンが苦手な人には
向いていません。

「オーシャンズ」のような映画を期待して鑑賞しても
期待外れになります。

「ヒート」や「ザ・タウン」が好きな人には向いています。
私も、その一人です。

舞台はロサンゼルスですが、一般的にイメージする
「ビバリーヒルズ」、「ハリウッド」や「シリコンバレー」
という華やかな場所ではありません。

日本人には馴染みのない「エルセグンド」、「トーランス」、
「ガーデナ」、「ホーソーン」、「パロスベルデス」、
「ロングビーチ」、「レイクウッド」が舞台です。
事前にこれらの場所を確認しておくと、ストーリーに付いて
行きやすいです。

登場する強盗達は、計画性が高く、戦闘力も高く、
楽しませてくれます。
強盗を追跡する警察も、戦闘力も高く、機敏に行動し、
楽しませてくれます。

最初と最後に派手な銃撃シーンがあり、中間は頭脳戦、心理戦です。
集中力を維持できれば、この構成を理解し、楽しむことができます。
先の展開を読もうとすると、伏線を見逃し、楽しめない可能性が
高いです。

小さな銀行強盗ではないので、期待して良いです。

大きな目標を掲げて、命を懸ける姿に共感できなければ、
男ではないという映画です。

ノリック007