劇場公開日 2018年6月8日

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「【不寛容な思想が広がる現代日本でこの作品を世に送り出した是枝監督の映画人としての気概、姿勢を全面的に支持する】」万引き家族 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【不寛容な思想が広がる現代日本でこの作品を世に送り出した是枝監督の映画人としての気概、姿勢を全面的に支持する】

2019年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

 現代日本が抱える様々な問題

  ・日雇い労働者の実態などで描かれる様々な経済格差
  ・ネグレクト、児童虐待
  ・家庭の崩壊
   (今作では上辺では普通の家庭を装っているケースを描いている)
  ・年金詐欺

    ・・・を炙り出した作品。

 記憶に残るシーンは数々あれど、

 信代(安藤サクラ)が女刑事(池脇千鶴)に机越しに尋問される件で、涙を拭いながらも毅然と前を向く姿には、涙が滲んだ。

<本当にあの家族は全否定されなければいけないのか。あの家族を産み出してしまった背景を深く考えさせられた作品>

<2018年6月2日 劇場にて鑑賞>

<2018年6月16日 劇場にて再鑑賞>

NOBU
Don-chan(Daisuke.Y)さんのコメント
2024年3月9日

<本当にあの家族は全否定されなければいけないのか。あの家族を産み出してしまった背景を深く考えさせられた作品>同感です。

Don-chan(Daisuke.Y)