青夏 きみに恋した30日のレビュー・感想・評価
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【”自分で切り拓く、16歳の恋の運命。”田舎の澄み渡る青空と白い入道雲の下、描かれる二組の恋の鞘当て。けれど、別の人に想われても、二人の互いへの想いは強くって・・。今作は直球の青春恋物語である。】
■夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・リオ(葵わかなは、そこで地元の高校生・ギンゾー(佐野勇斗)と出会う。
少しぶっきらぼうだが、心根の優しいギンゾーに、リオは一瞬で恋に落ちる。
ギンゾーも又、真っすぐなリオに次第に惹かれていく。
◆感想<Caution!内容にやや、触れています。>
・東京から来た16歳の女子高生と18歳の田舎の男子高校生の出会いのシーンから、キラキラと輝いている。
それは、今作の舞台設定が大自然に囲まれた田舎である事が大きいと思う。
・夏休みといえば、豊かな自然の中で行われる河原でのBBQや川遊び、お祭りなどであろう。
今作はそのような、“田舎の夏休み”が盛り込まれつつ、ギンゾーとリオとの恋物語が展開されるのである。
・ギンゾーには親が勝手に決めた相手がいるし、リオにも彼女に恋する男子高校生がいる。だが、今作ではそれが陰湿な描かれ方をしていないのが良い。
ー 水泳競争や、橋の上からの飛び込みなど、”恋の鞘当て”も描かれているが。-
<一夏の恋だと思った二人が、別れてからも相手の事が忘れられず、ギンゾーが美術のセンスを買われ、東京に出る決心をし、勇気を出してリオに言った言葉。
”一年、待っていてほしい・・。好きだ。”
もうね、オジサンはね、汚れてしまったオジサンはね。今作の様なピュアな青春王道恋愛映画が好きなんです・・。
何時までも、人を恋する気持ちは持ち続けたいモノである。(除く、不倫。)>
Matt化し過ぎた青春の夏
理想を追求し過ぎて、本物の顔にはとても見えない顔のような青春。さすがにへきへきした。
特に吟蔵(佐野勇人)がいい人に変わるまでは挫折しそう…。
まあ、そこを乗り越えておもしろくなって来たかな?って頃に、虚像過ぎる青春のオンパレード。田舎なのに、おしゃれな美男美女が勢揃い。高校生でバーベキュー、仲良しになる若者たち、一目惚れ猛烈アタックの男…全て都合良過ぎて嘘くさい。
そこを超えると、少しずつ「こんな恋愛素敵だな」とやっと思えてくる。きれいな大自然にピュアな恋愛にウキウキしてるカップル。かわいい!
都会に住む女の子、家業を継ぐ予定の田舎に住む男の子、ふたりの未来は繋がらない…。
後半からはオバチャンでもワクワクしながら楽しめます。
主役の吟蔵役が伊藤健太郎にソックリ!本人だと思っててエンドロール観て別人で驚き。
吟蔵、ピュアな田舎の好青年らしさが足りなかったな。消せない都会臭。田舎役の子、みんな消えてなかったけれども!
タイトルに偽りなしの爽やか青春物語。 誰もいない教室に並んで座って...
タイトルに偽りなしの爽やか青春物語。
誰もいない教室に並んで座って手を繋ぐシーンが最もこの映画を表していると思った。
見た目だけでなく心意気までイイオンナ船見理緒に葵わかながハマっていた。東京モンに心の中を掻き回され色々な表情をみせる吟蔵の佐野勇斗もまた良し。
場面の切り替えもバシバシやってテンポ良く、誰も死なないし病もないし最近の作品とは思えないストレートさ。いい恋愛映画。
少女漫画なので
やっぱり流れがありがちなんですよね。
学校が舞台の作品が多い中、一夏の田舎での出来事。都会の少女と田舎に暮らす少年のすれ違いと想い。風景は綺麗なんだけどな。
うーん少々雑に感じてしまいました。
浴衣シーン、二人の距離が近くになるのですが、佐野勇斗クンの浴衣はだけ過ぎ。ちゃんと着付けできるスタッフいなかったのでしょうか?探して歩いてはだけちゃったじゃなくて最初からダメ。
都会に出てきた少年が街で彼女を探すところなど、エキストラ同じ人が全然違う場所なのに通行人ってのもねぇ。せめて配置変えるとか、衣装(エキストラは自前ですけど)変えるとかできなかったのでしょうか?お台場→表参道へ移動してるのに…。
演出違っていたらもっとキラキラした作品になったと思います。
これから公開の3D彼女観て、佐野クンの演技どうこうじゃなくて演出・撮影に難ありなんだなと感じました。
基本的には中高生向けか。運命的で切ない、ひと夏の恋。
【賛否両論チェック】
賛:運命的に出逢った2人が、様々な葛藤を経ながら少しずつ成長していく姿が、切なくも甘酸っぱい。
否:やや恋愛模様が中高生向けな印象を受けてしまう。。展開も非常にご都合主義的で、ツッコみどころも多い。
偶然行くことになった母の故郷で、運命的な出逢いを果たした理緒と吟蔵。「夏休みの間だけ」という終わりが見えている切なすぎる恋に、それぞれに片想いをする別の男女も加わり、甘酸っぱくてドキドキする恋路が紡がれていきます。
また、自分の夢を追いかけるために東京へ行くのか、それとも頼りにしてくれる村のために残るのか。揺れ動きながらも自分の人生を決めるために葛藤する吟蔵の姿も、またグッときます。
ただ同時に、好きな相手が別の異性と仲良くしているだけで嫉妬して、気を引く行動をしてみたりする辺り、やや恋愛模様が幼い印象も受けてしまいます。そういう点では、どちらかというと同じ目線でキュンキュン出来る、中高生向けといえるかも知れません。
展開もかなり強引で、特にラストは思わずツッコみたくなってしまいますが(笑)、それもまた恋愛映画ならではのご愛嬌。王道を描いた高校生の純愛を、是非堪能してみて下さい。
「葵わかな、いい」
64本目。
葵わかなが、中学時代から、CM出たりして、昨年「サバイバル・ファミリー」で主演を演じて、そして、朝ドラと、飛躍的に成長しているのが、嬉しい限りです。
この作品でも、微妙な感情の変化を、表情で表現したり、さすがだなあ、と思いました。
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