劇場公開日 2019年5月31日

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「映像はど迫力で評価するが、ストーリーは納得できない!」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映像はど迫力で評価するが、ストーリーは納得できない!

2021年2月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

遅ればせながら、IMAX3Dで観た。飛び出し感はイマイチだったが、映像と音響には酔いしれた。だが、脚本はどうかと思った。まず第一に、怪獣を操ろうなんて無理。「ジュラシック・パーク」でも繰り返し描かれてきたではないか。それって人間の奢りだと思う。自然の恐ろしさをなめている。その最初の設定から、疑問符がつく。次に、怪獣は怪獣なのだ。自然保護とか、絶滅とか動物と一緒の扱いにするのはどうか? 私は違うと思う。保護すべき対象とは思えない。それから、核の扱い。「トゥルー・ライズ」でも強く感じたが、アメリカ人は核の怖さを軽んじている。目を背ければ大丈夫だとか、そんなことはあり得ない。近くで爆発すれば、必ず身体に影響が出てくるのだ。そこがおかしい。元々、ゴジラは核の怖さを描こうとして作られた怪獣だ。それなのにそこを勘違いしてもらっては困る。もう一つ、オキシジェン・デストロイヤーの違い。まぁ、時代時代で解釈も異なっているようだが、1作目では、水中の生物すべてが一瞬の内に液化しちゃうというすご〜い武器。それが、今回は魚が浮き上がってきたり、キングギドラには効かなかったなんてありえない。2匹とも消えちゃわなくちゃおかしい。でも、そんなことできるはずがない。大事なヒーローだから。だったら、使うなよと言いたい。ここまで、散々けなしてきたが、うれしかった点も書いておく。キングギドラやラドン、モスラまで登場してくれたのはうれしかった。また、ゴジラやモスラのテーマ曲が流れてきたのも楽しかった。相変わらず、デブで目が細くて人相が悪いアメリカの二代目ゴジラは好きになれないが、まだまだ続いて行くのだろうか?

瑞